日本で好かれる男性アニメキャラ
男性が好きな男性アニメキャラを選ぶ時は、見た目よりも何気ない仕草や生き方、台詞から出る格好良さを重視します。例えば宮崎駿監督の『紅の豚』で、主人公ポルコ・ロッソが「飛ばねえ豚はただの豚だ」と森山周一郎の声で喋るから、ただの豚なのに通常の3倍カッコイイのです。
1位に『COWBOY BEBOP』のスパイク・スピーゲルなったのは、そういった男性が憧れる理想の男性像がリアルに票に反映されたと言えるでしょう。
余談ですが、外国のアンケートで『るろうに剣心』の緋村剣心が1位になってるのを見て、私は勝手に“ラストサムライ効果”と呼んでいました。これは、海外における『るろうに剣心』の知名度もさることながら、本当の侍がいなくなった明治初期にあえて人を殺さないサムライ像を描き、それが多くの共感を呼んだと考えていたのです。物語の時代背景を考えても、剣心はまさに最後のサムライであったわけですね。