★先日ちょっと書いた通り、夜は東京ドームに巨人×ヤクルト戦を観戦に行きました。東京ドームに足を運ぶのは、およそ3年ぶりです。昔は、東京ドームまで歩いて行ける距離に住んでいたのですが、今は電車で1時間半。「遠くの東京ドームより近くの西武ドームよね」という感じ。着ていった服は、巨人戦だから
ジャイアンツのTシャツです。
サンフランシスコのですが。
午後5時頃、すぐ隣の
WINSでちょっと
ガッカリした後、東京ドームに到着。中へ入る前にちょっとグッズショップでお買い物。
Mサイズのトラッキー人形と
Sサイズのハローキティ(タイガースVer.)と
阪神応援バット、一応今日は
巨人を応援しに来たので、ついでに
巨人の応援バットも買いました。周りのお客さんの9割近くが巨人ファンの中に、孤高の阪神ファンが巨人の応援の為にグッズを買う。複雑な気分、というか「なにこの人は阪神グッズを買い込んでいるんだろう?」と思った人もいるのでは?
午後5時半頃、東京ドーム内へ入り指定の席へ。私の席は21番ゲート、1塁側スタンド17番通路、19列、185番。自分で言うのも何ですが、正直、かなり良い席です。試合前に巨人のマスコット、
ジャビット&ジャビットファミリーのパフォーマンスがあります。いつもなら、惰性で見ているのですが、今回は少し違いました。ジャビットには、阪神のトラッキーほどの思い入れがなかったのですが、
キッズジャビットの女の子の方には
「天啓が来た」かの様な
萌えを感じたのです。どの辺がといわれても困るのですが、何というか
ささやくのよ、私のゴーストが。あと、
シスタージャビットを
ジャビ子と呼ぶのはいかがなものかと。
試合前にその日のスターティングラインナップの紹介と同時に、守備位置に着く巨人選手がサインボールをスタンドに投げ入れてくれます。周りは皆立ち上がって、ボールが来るのを待ち構えます。もちろん私も取る気まんまん。ボール来ないかなあ、と思いながら待っていたら、上手い具合に後藤選手(だった様な気がする)のボールが私の守備範囲の中に。ジャンプして取ろうとしたら、
椅子に足をぶつけてこけそうになり、肝心のボールは私のほぼ2メートル弱後ろへ。今日、
2度目のガッカリ。
午後6時、巨人×ヤクルト戦プレイボール。巨人先発の木佐貫がピリッとせず、3回裏にレイサムの2号ソロで1点返すも、序盤4回表までに6失点の圧倒的ヤクルトペース。なんで、3回裏で木佐貫を交代させなかったのか不思議なくらいです。
5点のビハインドのある巨人は、4回裏に阿部の14号2ランで3点差まで追いつめると、5回裏にノーアウトランナー一、二塁の場面でバッター河本に替わり代打川相。球場のファンは、歴史的瞬間へ期待から大歓声です。ヤクルトナインは、当然の様にバントシフト。しかし、川相の職人とも言えるバントは、ヤクルト先発館山の初球を3塁側へ。一、二塁のランナーはオールセーフで、
川相の犠打が成立。球場はスタンディングオベーションで、川相のエデイ・コリンズ(アスレチックス)に並ぶ
メジャーリーグ記録511犠打を祝福しました。もちろん私も立ち上がって手が痛くなるほど拍手です。
日本球史に残る瞬間に立ち会えた、という喜びを肌で感じました。次の二岡が走者一掃のタイムリーヒットを打ち1点差まで追いつめるも、巨人3番手岡島が打たれて2点差に。この時すでに
阪神が負けていることを知っていたので、是が非でも巨人に勝ってもらわなくては困る状況にありました。
そして7回裏。巨人先頭バッターのレイサムが、今日2本目の3号ソロを放ち1点差。川相ヒット、江藤フォアボールの後、清水に替わって代打仁志の2点タイムリー。さらにペタジーニフォアボールでランナー一塁、二塁の場面で、阿部の15号3ランで、一挙6点のビッグイニング。もう巨人は勝った、そう思っていました。
その希望を打ち砕いたのは、巨人5番手
"ナックルボーラー"前田と6番手ベイリー。前田は8回表に4安打3失点を浴びて1点差に追いつめられ、サンタナはヤクルトの代打佐藤真に同点ソロを打たれしました。もうね、バカかと、アホかと。9回裏にサンタナの代打で高橋由が出てきた時には、ここでサヨナラを打って気持ちよく帰ろう、という期待を胸に秘めますがファーストゴロ。
延長10回を両チームとも三者凡退で終わった頃、頭の中を
終電という言葉が過ぎりました。文頭で書きましたが、数年前までは東京ドームの近くに住んでいました。故に、野球を見に行く時に終電なんて言葉を気にする必要がなかったのです。試合が長引く毎に「早く終われ」という気持ちが表れ、11回には「どっちでもいいから早く終われ」になっていました。延長11回も得点無しで終わったあたりで、時計を見ると時刻は午後11頃。乗り換えなどを考えると、今球場を出ないと自宅最寄り駅への終電に間に合いません。最後まで見たかった巨人×ヤクルト戦も、延長12回が始まったと同時に球場を出るハメになりました。残りの試合は携帯していたラジオで聞き、中央線車内で引き分けに終わったことを知りました。
久々の球場における野球観戦。途中で帰らなくてはならないのは残念でしたが、テレビでは伝わらないファンとの一体感を感じ、「やっぱ野球は高い金払ってでも生で見るに限るよなあ」ということを痛感しました。痛感させられました。
関連・参考サイト
GIANTS愛★読売ジャイアンツ応援サイト★
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