200309-01 DIARY
『君が望む永遠』
★
あきつらさん(studio Kotatsuga House)が体をはって調べてくれた
『王立科学博物館』の
コンプリート内訳。
>1×2
>2×1
>3×8
>4×7
>5×6
>6×7
>7×7
>8×5
>9 (シークレット) ×3
『03 この10年以内に〜ジェミニ宇宙船&アジェナ標的衛星』から
『08 サイエンスフィクション〜火星探査機バイキング1号』の多さは判りますが、レアでもないのに
『01 スプートニク・ショック〜地球儀&スプートニク衛星』と
『02 月世界〜月球儀&レンジャー7号』の少なさは異様。一箱買っても
01と02が入っていないこともあるらしいです。
シークレットよりも出ないってどーゆーことよ。
ああ、
すんなりコンプリートされた方が羨ましいです。
★こんなマリみては……いやじゃないかも
瞳子「バカ祐麒!!」
祐麒「!?」
瞳子「よぉうやくお目覚めね。バカ祐麒」
祐麒「なんだ、瞳子か」
瞳子「なんだとは何よ!
こうして毎朝遅刻しないように起こしに来てやってるのに、それが幼なじみに捧げる感謝の言葉ぁ?」
祐麒「うん、ありがとう。だからもう少し寝かせて」
瞳子「何甘えてんの! うんもぉ〜〜、さっさと起きなさいよ!」
バサッ
瞳子「!!」
パチィン!
瞳子「キャー!! エッチ! バカ! ヘンタイ! 信じらんない!」
祐麒「仕方ないだろ! 朝なんだから!」
祐巳「祐麒ったら、せっかく瞳子ちゃんが迎えに来てくれるのにしょうがない子ね」
優「ああ」
祐巳「あなたも新聞ばかり読んでないでさっさと支度してください」
優「ああ」
祐巳「もう……いい年して祐麒と変わらないんだから」
優「君の支度はいいのか?」
祐巳「はい、いつでも。
もう、会議に遅れて水野先生にお小言いわれるのは、私なんですよ」
優「君はモテるからな」
祐巳「バカ言ってないで、さっさと着替えてください」
優「ああ、わかってるよ、祐巳」
瞳子「ほぉら、さっさとしなさいよ!」
祐麒「うん。わかってるよ。ホントうるさいんだから、瞳子は」
瞳子「なんですってえ」
パチィーン
瞳子「じゃあ、おばさま。いってきます」
祐麒「いってきまーす」
祐巳「はーい、いってらっしゃい。
ほら、もうあなた!
いつまで読んでるんですか!」
優「ああ、わかってるよ、祐巳」
祐麒「今日も転校生がくるんだってね」
瞳子「まぁね、ここも来年は遷都されて、新たな首都になるんですもの。
どんどん人は増えてくわよ」
祐麒「そうだね。どんな娘かな?
かわいい娘だったらいいな」
瞳子「もぉ……」
可南子「あ〜ん、チコク、チコクゥ!
初日から遅刻じゃかなりヤバイって感じだよねー!
アア!!」
コィ〜〜ン☆
祐麒「つつつつ……」
可南子「あたた……。
あ!」
バッ
祐麒「!?」
可南子「ごっめんね! マジで急いでたんだぁ!」
祐麒「はあー」
瞳子「む〜〜」
小林「ぬわぁにぃ〜……で、見たんか……その女のパンツ!」
祐麒「別に見たってわけじゃ……チラッとだけ」
小林「カァー! 朝っぱらから運のエエやっちゃなあ」
ギュ
小林「いてててて!
いきなり何すんのや!? イインチョ!」
乃梨子「小林こそ朝っぱらから、何バカなこと言ってんのよ!
ホラ、さっさと花瓶のお水かえてきて! 週番でしょ!」
小林「ホンマ、うるさいやっちゃなぁ」
乃梨子「なんですってぇ」
祐麒「尻にしかれるタイプだな。小林って」
瞳子「あんたもでしょ」
祐麒「なんで僕が尻にしかれるタイプなんだよ」
瞳子「なによ本当のことを言ったまでじゃない」
祐麒「どうしてだよ」
瞳子「見たまんまじゃない」
祐麒「瞳子がいつもそうやってポンポンポンポン言うからだろ!」
瞳子「うるさいわね、バカ祐麒!」
有栖川「いや〜平和だねぇ」
ヴオオオオ
キュキキィ
有栖川「!!」
小林「おお! 祥子センセーや!」
小林・有栖川・祐麒「おおお」
小林「やっぱ、ええなあ、祥子センセは」
小林・有栖川・祐麒「えへへへ……」
瞳子・乃梨子「何よ3バカトリオが。バッカみたい!」
キーン コーン カーン コーン
乃梨子「起立、礼。着席」
祥子「よろこべ、男子!
今日は噂の転校生を紹介するーっ」
可南子「細川可南子です。よろしく」
祐麒「あああ〜っ!」
可南子「あんた、今朝のパンツノゾキ魔!」
瞳子「ちょっと、言い掛かりはやめてよ!
あんたが祐麒に勝手に見せたんじゃない!」
可南子「あなたこそ、何?
すぐにこの子かばっちゃってさ。 何? デキてるワケ? ふたり」
瞳子「た、た、ただの幼なじみよ! うるさいわねぇ!」
乃梨子「ちょっと授業中よ! 静にしてください!」
祥子「はあ〜〜あら、楽しそうじゃない。私も興味あるわ!
続けてちょーだい」
「そうだ。これも一つの世界」
「私の中の可能性」
200309-02 DIARY
『苦しいときこそ ニヤリと笑え』
★今、マジで見たいと思ったもの。
"炎の紅薔薇のつぼみ"祐巳ちゃんの福沢国電パンチ。
島本和彦さんの『マリア様がみてる』を想像しただけで笑いが……。
★こんなマリみてはいやだ11 最終話 オリジナルアニメ製作発動編
「あたる──ウ────ウゥ
あたる必殺パ──ンーチィィ──
あーいと勇気の──
充電完了──!!」
スタッフE「カントク、なんですかその……えーと……変な歌は……」
石野「フフン」
「お──れはぁ」
石野「まあ聞けや、これが築山さんがつくった『まりみて』の主題歌なんだってさ。
まいったね」
「ほーのおぉー」
スタッフE「え……これがあっ」
フッ
石野「うっ、ひゃーっはっはっはっはっはっはあっ!!」
「ろぉーさきねーんしすぅー」
「リリアン女学園新聞部部室」
郵便屋「郵便でーす」
真美「はあい。
三奈子さま、GAIMAXさんから手紙です」
三奈子「!! 見せろっ!」
バッ!!
ビリビリビリッ
三奈子「き……来たっ!!
『マリア様がみてる』の絵コンテだっ!!
…………!?
!!」
「東京都小金井市 スタジオGAIMAX」
「声優打ち合わせ」
ギィィ
石野「よお。来たな原作者!」
三奈子「声優の打ち合わせをする前に、聞いておきたいことがある」
石野「!?」
三奈子「この絵コンテを描いたのは誰だ!?」
石野「おれだ」
三奈子「きさまか……やはり」
石野「どうだってんだ、原作と違うって言いてえのか」
三奈子「いや……文句なしの見事な絵だ……ぜひこの感じでいってくれ……!
たのむ……」
石野「待ちな築山!!
おめえの歌……最初は聴いてて虫酸が走ったが、今はもうあの歌なしじゃあ生活できなくなっちまった……。
ふっこのおれがよ……」
三奈子「!?」
石野「ほれたぜ……すげえ主題歌だ!」
三奈子「!!」
「炎の紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)」
作詞作曲・築山三奈子
まっかな薔薇を
吹き上げて
煙うずまき
駆けてくる
握った拳が血脈早め
女の怒りが爆発だ!
うなる! うなる必殺キック!
あたる! あたる必殺パンチ!!
愛と勇気の
充電完了!
わたしは炎の
紅薔薇さま!!
「そして、声優も決まり主題歌の録音も開始された!」
中島「あたるぅ あたる必殺パ──ン──チィィっ」
「主役の中島沙樹が欠陥をうかせて熱唱する!!」
中島「あーれはだれっだ──」
光宗「これだ……」
録音スタッフ「これですね、光宗さん!」
光宗「うん」
「録音スタッフのこめかみや手にもおのずと血管がうきばしった!!」
「アフレコ!
再び主役の中島沙樹が血管をうかせる!
玉川紗己子がうかせる!」
玉川「お姉さまが死ねと言ったらお前も死ぬんだな」
三奈子「そうですね、たぶんこれは」
「特別チョイ役の築山三奈子もうかせた!」
音響監督「ちょっとストップ!
築山さんフツーのセリフですから、もう少し淡々と喋ってくださいよ、変に感情をこめないで」
三奈子「は……はいっ」
音響監督「いつもの調子でいいんですよ、ふだんの調子で!」
三奈子「しっしかし」
「築山三奈子は日常生活でも感情をこめて喋る女子高生なので、普通の演技ができないのだ!!」
三奈子「あ……う……う」
久川「大丈夫大丈夫、気にしちゃダメ!
カンタンカンタン!
OK! OK!
元気元気!」
三奈子「そ……そう?」
久川「いけるいける」
三奈子「そうかな?」
「いつも100ワットに明るい久川綾の根拠のないはげましが、築山三奈子の心をなごませる!」
「調布現像所」
「『マリア様がみてる』第一号試写会」
祐巳「国電の破壊力を持った、必殺パンチ!!
福沢国電パンチだ!!」
聖「な……なにいっ!!
国電の破壊力!?」
聖「国電の破壊力!!」
三奈子「す……すげえ……この出来は……この出来はすげえよ!
石野!!」
石野「!!」
ニヤリ
三奈子「フッ……あいつめ……」
真木「どうでしたっ、築山さん!」
三奈子「う……うむ。
これだ!!
……と思いました」
真木「やはり!!
実はわれわれも……これだ……と思っていたんですよ」
三奈子「熱いフィルムだったぜ……石野!」
ガッ
石野「築山……まあ、あんなもんよ……」
三奈子(この手は!
その右手はすべての動画の線に力強いタッチで修正を入れまくった「男」の手だった!!
まさに空前絶後の体当たりワークである!!
命をかけたアニメーションといってもいいだろう!
そのボロぞうきんのようになった手に、しかし確かな熱い血が脈うっていた!!
このアニメがテレビ局を通して全国に放送されるのだ……各レンタル店にこの『マリみて』が置かれるのだ。
卒業したお姉さま……観てくれよ……。
いっしょに遊んだあいつらも、観てくれるだろうか……)
久米「築山さん!」
三奈子「パイオニアLDCの久米さん!
いやあ、いいアニメをありがとうございます」
久米「それでですね、このアニメはO・D・Aとして売り出すことに決定しました」
三奈子「O・D・A?」
久米「そう、オリジナルDVDアニメーション。
ビデオの発売はなしの、DVDのみの販売です!」
三奈子「な……なにっ!?」
じゃあレンタルビデオ店には……」
久米「置かれません!」
三奈子「…………。
そ、そんなことやって大丈夫なんですか、人の目につくんですか?」
久米「大丈夫大丈夫世界初の試みですよ、世界初!」
三奈子「そっ、そんな……言葉はかっこいいけど……。
わたしの友達でDVDプレイヤーを持ってる奴なんて、10人に一人ぐらいしかいませんよ!!」
久米「大丈夫大丈夫!」
三奈子「!! うわあああ」
「せっかくいいアニメができたのに不安のどん底に突き落とされた築山三奈子!!
はたしてこの『世界初』は本当にいけるのか!?
それは、キミ達の決断にかかっているのだ!」
おしまい
阪神タイガース優勝への道標2003
1位 77勝38敗1分 勝率0.670 優勝まであと7勝
M9!
今日の読了
著・宇本京平 原作・いずなよしつね GONZO 錦織博『ガドガード 2』
今日のお買い物
著・宇本京平 原作・いずなよしつね GONZO 錦織博『ガドガード 3』、
画・岩瀬昌嗣 作・矢立肇 富野由悠季『機動戦士ガンダムSEED 2』
200309-03 DIARY
『今日から"祐麒×瞳子の展開を期待するサイト"になりました』
★こんなマリみては……いやじゃないかも2 ここはグリーンウッド編
1月1日
トゥルルル トゥルルル トゥルル ガチャ
祐麒「松平さん!」
カチッ ツー……
瞳子母「瞳子ちゃん、電話、誰? お友だち?」
瞳子「あ、な、なんでもない! まちがい!」
瞳子母「あらそう。
祥子さまのお母さんのおせち料理たべない? おいしいわよ」
瞳子「うん」
ガタ……
ツー ツー ツー
祐麒「……」
福沢母「どうしたの?
まあ! 祐麒ふられちゃったの!?
かわいそう、でも初恋は実らないものだっていうし、めげないでね祐麒!」
祐巳「こらこらこらこら!」
福沢母「なに? あたし何かいけないこと言った?」
ガラッ ピシャ
祐巳「祐麒!
(そういうとき人がとる行動は、走るか寝るかのどちらかであろう)」
1月4日
祐巳「で、そのときひいたカゼがなおらず、正月からこっちずーっとうなり続けて、いまだ病床にあるというわけ」
柏木「な……なるほど」
祐巳「始業日までには学校に戻るっていいはってるけどね。
ようやく、姉としての信頼を取り戻したと思っていたのに……。
あなたが、あなたが余計なことをしたばっかりに!!」
柏木「あんただ、あんた!
余計なこと言ったのも、したのもあんただよ!
人に全責任押しつけてんじゃねーよ!」
祐巳「フビンな奴……」
柏木「しかし、どういうつもりだ瞳子ちゃんのヤツ。
黙って切るなんて」
小林「ほんとに祐麒に脈があるのですか?」
柏木「と思ったんだがなー」
祐巳「しょせん、あなたみたいな3歩あるけば両手にひとかかえっていう、人外魔境の女ったらしが、祐麒みたいな男の純情を理解しようなどと無理な話だったんです」
柏木「あーうるさいっ!!
錯乱してる場合じゃないだろ、紅薔薇のつぼみ」
祐巳「……それにしても、なんとかしてやらにゃならないだろーしなー……」
1月6日
花寺男子A「おーす、久しぶり!」
花寺男子B「よう、元気だったか!
なあ知ってるか?
福沢が例のお嬢様にとうとうアタックしたらしいぜ」
花寺男子A「えっ、だってあの女たしかお姉さま一筋じゃ……」
花寺男子B「それが、元旦早々ふられたんだと」
花寺男子A「さすが、福沢先輩だなー」
花寺男子C「それにしても、黙ってきられるというのはひどい……」
柏木「やっぱ、おれが瞳子ちゃんに直接あたるしかないんだろうな……」
花寺男子C「そりゃ責任問題だもんなあ」
有栖川「お節介した先輩としてはねえ」
ドカドカ
有栖川「祐ちゃん来たよ!」
花寺男子C「えっ!?」
バン
祐麒「先輩っ!!」
柏木「お、おうっ、なんでえっ」
祐麒「松平さんの住所おしえてください!」
有栖川「祐ちゃんラブレターでも書くの?」
祐麒「……」
ポン
祐麒「その手があったか!」
柏木「ちょっとまて!
おまえまさか直接押しかけるつもりか!?」
祐麒「何度電話しても誰も出ないんです。
他に方法がないじゃないですか!」
花寺男子C「だっておまえ、ふられたんだろ?」
祐麒「まだ、ふられてません!
おれはまだ何も言ってないんだ!
(なのになんで、なにが「ごめん」なんだ)
結果が同じであるにしても、このままあきらめるわけにはいきません!
彼女に気持ちを伝えて、ちゃんと断られないかぎり、まだ終わったじゃないんです!」
小林「なるほど、おまえの気持ちはよくわかった。
しかし、いきなり女性の家に押しかけるのは非常識というものだぞ」
祐麒「じゃ……どうすれば……」
小林「学校があるじゃないか」
有栖川「ああ!」
小林「校門前なら彼女が朝夕必ず通るというわけだ」
祐麒「そうかよーし」
どやどや
花寺男子D「……福沢、おれたちは感動したぜ。
がんばれよ! おれたちも応援するぜ!」
祐麒「先輩!」
花寺男子D「あたってくだけろ青春だ!
おしておしておしまくれー!!」
つづく
追記
これを書いている内に、もはや、アリスこと有栖川金太郎の声は坂本千夏さん以外考えられなくなりました。
追記2
ここはグリーンウッド編が書き終わりました。とりあえず、このネタで3日は食いつなぐ予定です。つまり、特別なことがない限り3日は日記パートを休める、と。どうしても今続きを読みたいという方は、
http://medetai.kakiko.com/applepop/txt/mariiya13.txt
へどうぞ。
阪神タイガース優勝への道標2003
1位 78勝38敗1分 勝率0.672 優勝まであと6勝
M7!
今日のお買い物
著・後藤リウ 作・矢立肇 富野由悠季『機動戦士ガンダムSEED 1 すれ違う翼』、
画・ときた洸一 シナリオ・千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 2』、画・内田三奈子『放浪ノ双生児』
200309-04 DIARY
『月は出ているか』
★
『王立科学博物館』今日の獲得物。
『02 月世界』×1
『05 ロケットの夏』×1
『07 ザ・ライト・スタッフ』×1
『09 フォン・ブラウンの夢』×1
レアより出ないアンコモンを手に入れるために、毎回違う場所で2個ずつ買ったら、三度
『フォン・ブラウンの夢』が……_| ̄|●
でも、一番欲しかった
『02 月世界 月球戯&レンジャー7号』がキタ━━━ヽ(≧▽)人(∀゚ )人(≧▽≦≡≧▽≦)人( ゚∀)人(▽≦)ノ━━━!!
正直、シークレットが出るより嬉しいです。
あと一つ!
★こんなマリみては……いやじゃないかも3 ここはグリーンウッド編
「この話は、あっというまに学院中に広まり、多くの花寺生の感動を呼んだ……」
花寺男子C「問題は、その幼なじみですよね。どんな奴なんですか?」
柏木「ああ、細川可南子っていって……。
おれはよく知らねえんだけど、瞳子ちゃんちの近所に住んでて、瞳子ちゃんちのおフクロさんが仕事で家を空けがちだったから、子供の頃はよく細川んちに預けられたりしていたんだ。
いってみりゃ家族同然ってわけだ。
そんで、小学校時代なんかは瞳子ちゃんになんかあると必ず細川がでてくるわけよ。
瞳子ちゃんも細川のあとくっついて歩いてたみたいだし。
中学に入っていきなり瞳子ちゃんと大ケンカしたけども、それも一時の話だった……」
花寺男子C「あの、それじゃ……福沢に見込みは……」
小林「ないかもしれんな。
が、今の福沢ならたとえ目の前が地雷原でも突き進むであろう。
好きにやらせてやれ。
過保護」
柏木「つられたんだよ、あの紅薔薇のつぼみに!」
祐麒「カゼも完治した……行くっ!」
1月9日
カラーン コローン
有栖川「なんでいないのー?」
柏木「休みかな……」
1月10日
陸上部監督「こらーっ、福沢ー!
きさま昨日の練習をさぼったと思ったら、今日も早退するつもりか!」
祐麒「用があるんです!」
陸上部監督「許さーん! あっまてっ!
逃がすな陸上部員!」
陸上部員A「福沢〜!」
陸上部員B「監督はおまえにまかすって言ったろーがーっ!!」
どべしゃ
陸上部監督「なんだ、きさまらは!」
馬の足会A「我々は、最近結成された"福沢を応援する馬の足会"だ!」
馬の足会B「福沢の恋路を邪魔する者をけり倒すことが会の目的だ!」
陸上部監督「なにを〜」
馬の足会A「さあ! 今のうちに……あら」
有栖川「今日もいないね……」
柏木「妙だな、他に出口はないし」
1月11日
花寺男子E「あいつ、まだやるきかよー」
花寺男子F「女子校通いかー……」
花寺男子E「噂じゃ、相手つきあってる女がいるんだって?」
花寺男子F「……あいつがしつこいのは知っていたけど……」
花寺男子E「女運ないから……」
有栖川「どうだった? 松平さんちの電話」
柏木「バツ。
おふくろさんもいるハズなんだがなー」
有栖川「何か他の手段を考えた方がいいかもね。
祐ちゃんだって、そういつまでも6限サボるわけにいかないだろうし」
柏木「……おまえは別に一緒になってサボらなくてもいいんだぜ」
有栖川「先輩は?」
柏木「おれはサボりじゃねえよ」
有栖川「……先輩!
ピンチピンチ!」
先生「あなた、一昨日頃からここでこうしているようですけど、本校に何か用ですか?
学校は?」
祐麒「あの、友だちを待ってるんです」
先生「名前は?」
祐麒「松平……」
だ────っ
柏木「あっぶねえ……!」
リリアン生徒A「ねえねえ松平って……。
うちのクラスの瞳子さんのことかなあ」
リリアン生徒B「あの人休みだよ。
腕の骨折って入院してるんだよ」
祐麒「骨折ってどうして!?」
リリアン生徒A「えーとたしか、冬休みにスキーに行って転んだとか」
祐麒「入院先は?」
リリアン生徒B「えー、知らなーい」
1月14日
がちゃ
柏木「入院先わかったぞ!
明日は病院が休みだそうだから……。
入院先なら見舞いという名目で堂々とたずねていけるもんな!」
有栖川「しかも、確実!」
1月16日
看護師「松平瞳子さん?
今朝、退院されましたよ」
ひゅ────……
柏木「……忘れてたぜ。
福沢の無双の運の無さを……!」
つづく
阪神タイガース優勝への道標2003
1位 78勝39敗1分 勝率0.667 優勝まであと6勝
M7!
今日のお買い物
著・須和雪里『小説 アンジェリーク デュエット』、画・山田孝太郎 作・井沢ひろし『ファイアーエムブレム 覇者の剣 5』
200309-05 DIARY
『たとえ2人離ればなれになっても』
★先日書いた、
>実は、次の『マリいや』のネタは……まんまコレ。
にあたる『こんなマリみては……いやじゃないかも6 メアリ・バンクス編』が書き終わりました。
これで、またしばらくは『.hack//感染拡大』と『.hack//悪性変異』のプレイ時間を確保できます。
追記
『.hack//感染拡大』のラストボス
"第一相 スケィス 『死の恐怖(The TERROR of DEATH)』"まで辿り着きましたが、
コテンパンに返り討ちにされました……_| ̄|●
★不定期にやってくる
『少女革命ウテナが見たい病』が発病。
★日記タイトルを何回も変えましたが、とりあえずこれで落ち着きました。
★こんなマリみては……いやじゃないかも4 ここはグリーンウッド編
瞳子母「思ったより早く退院できてほんとよかったわねー。
とりあえず一息入れてお茶にしましょ」
瞳子(きっと、バチがあたったんだ。
怒っただろうな、あの人……。
だけど、今、あの人と話なんかしたら……)
可南子「じゃ、おばさま。今日は仕事休んじゃったんだ?」
瞳子母「もちろんよ!
いつも可南子ちゃんとお母様にお世話になりっぱなしだけど、こんな時ぐらい瞳子ちゃんのそばにいなきゃ!
……おばさん、可南子ちゃんがいてくれてほんとよかったと思ってるの。
おかげでおばさん安心して働けたわ。
瞳子ちゃんもとってもいい子になってくれたし、いっそうちの子になってくれたらなー、なんて」
可南子「えー、でもわたし一人っ子だからなあ。
大丈夫ですよ、おばさま。
わたしがちゃんと瞳子ちゃんの面倒はみるから」
瞳子母「たのもしいわ」
可南子「ね、瞳子ちゃん」
トゥルルルル
瞳子母「あら電話……」
瞳子「はい……!」
ガチャ
可南子「どうしたの瞳子ちゃん。いたずら電話?」
バタバタ
ツー ツー
祐麒「……小林ビンセンくれ!」
有栖川「ひえ〜、もう、こわいもんなしだ〜」
1月18日
「松平さん
ケガをして
入院したと聞いて
おどろきました。
具合はどうですか?
君にどうしても会って
話したいことがあるので
来週の月曜に君の学校まで行きます。
校門の近くにいてください
必ずいてください」
1月21日
ザッ
瞳子(なんで、なんであの人がこんなところにいるの!?)
有栖川「やっぱいないじゃん」
祐麒「……」
可南子「そんなところにいると、この学校の先生に叱られますわよ」
祐麒「!」
可南子「あら、奇遇ね」
有栖川「げっ、直接対決だ〜」
柏木「なんで細川が……!?」
瞳子「!?」
可南子「この学校、男女交際に親の許可書がいるのよね」
祐麒「なっ何でここに……?」
可南子「瞳子ちゃんをむかえに。
片手じゃ何かと不自由だからね。
瞳子ちゃんが登校できるようになってからずっとむかえに来てるのよ。
だから、こんなものをよこしたって無駄だからね」
祐麒「それ……!
……松平さんは、読んでいないのか?」
可南子「読ませるわけないでしょ。
見つけたのがわたしだったからよかったようなものの、瞳子ちゃんのお母さんが見つけてたら……瞳子ちゃんが困ると思わなかったの?
あれこれ追求されたり、責められたりするのは、瞳子ちゃんなんだよ。
瞳子ちゃんのお母さんは、わたしびいきだからね。
わたしの家とは、これからもつき合ってかなきゃいけないんだし。
余計なことすると、瞳子ちゃんの立場を苦しくするだけよ」
有栖川「全然聞こえないけど、結構シュラ場……」
祐麒「……でも、おれ、松平さんが好きなんだ」
可南子「瞳子ちゃんはわたしのだよ」
祐麒「!?」
瞳子「……」
祐麒「……」
可南子「帰ろう、瞳子ちゃん」
祐麒「……松平さん!
……!
なんで逃げるんだ松平!」
瞳子「……」
有栖川「祐ちゃん……」
つづく
★
CROSSROADさん90万hitおめでとうございます。
阪神タイガース優勝への道標2003
1位 79勝39敗1分 勝率0.669 優勝まであと5勝
M6!
今日の読了
著・宇本京平 原作・いずなよしつね GONZO 錦織博『ガドガード 3』
今日のお買い物
著・深沢美潮『新フォーチュン・クエスト 9 待っていたクエスト ファイナル』、
著・後藤リウ 作・矢立肇 富野由悠季『機動戦士ガンダムSEED 2 砂漠の虎』、画・コゲどんぼ『かみちゃま かりん 1』
200309-06 DIARY
『たとえ今日で この世界が終わろうとしていても 君を愛すだろう』
★今日の日記は井上大輔さんの『めぐりあい』を聴きながら読むとボルテージがグググッと上がる感じ。
なんとなく。
★こんなマリみては……いやじゃないかも5 ここはグリーンウッド編 最終回
瞳子(わたし、逃げてるのかな……。
あの人から?
違う、何から……。
これ以上好きにならなければいいんだよ。
今のままでいい。
おかあさんとも可南子とも争いたくない。
忘れてしまえ。
忘れてしまえ。
二度と会わなければ大丈夫。
意気地がなくて、泣き虫で。
いつもいつも、逃げてばかりいたよ。
それじゃ、何もできないんだって、わかったはずなのに!)
可南子「気にすることないよ、瞳子ちゃん。
わたしが瞳子ちゃんのこと一番よくわかってるからね。
これからだって、ずっと、瞳子ちゃんのこと守ってあげるから。
瞳子ちゃんは、今までどおりでいいんだよ」
瞳子「でも、わたし、彼のこと好きなの」
可南子「……そう……それで……?」
1月22日
祐麒「……」
花寺男子F「なー、どーなったんだよー。アリスー。」
花寺男子G「やっぱダメだったのか!?」
花寺男子H「なにー、おれうまくいく方に千円はっちゃってんだぞー!」
有栖川「うるさいな! 静かにしてよ!」
花寺男子I「ついに決着か!?」
花寺男子J「いやそれが、どうもよく……」
花寺男子K「この雨がな……」
花寺男子L「何があったんだ、昨日!?」
チッ チッ チッ
花寺男子N「じゃーねー」
花寺男子M「またな」
ポン
花寺男子N「!?」
花寺男子C「門の前に女の子がいるぞ!」
祐麒「!!」
だっ
有栖川「祐ちゃん、カサ!」
瞳子「!!」
祐麒「……」
有栖川「ほらほら、あーもうほんとに」
瞳子「……このあいだと、電話のときと、その前の電話のときのこと、ごめん……」
祐麒「う、うん」
瞳子「……今日、先生のおこられた」
祐麒「えっ……あっゴメンおれ……校則のこと考えなくて……」
瞳子「可南子ともケンカしちゃった」
先生(昨日、校門前で大声をあげていたのは、あなたが欠席の間3日わたって校門の前にいた男子学生ですね?
どういう間柄です?)
瞳子(3日……!?)
祐麒「……えっ……」
瞳子「おかあさんは、ゆうべから口きいてくれない……でも……。
でもね、わたし、あなたに会いたかった……!
それで、もっとちゃんとした人間になりたくて、わたし……!」
祐麒「大丈夫!
おれがついてるよ……!」
「その日、不幸の星のもとに生まれた、地道な少年が勝ちとった一世一代のハッピーエンドのおかげで。
花寺学院は、何年かぶりに近隣住民からの苦情をうけることになった」
「その後、約2ヶ月の間、花寺学院で猛威を振るった流行語があったことはいうまでもない」
おしまい
追記
ただのネタ、それもなんのひねりもないネタなのに、書き終わった後に心の底からスタンディングオベーションしている自分がいるワケで。
阪神タイガース優勝への道標2003
1位 79勝40敗1分 勝率0.664 優勝まであと5勝
M6!
200309-07 DIARY
『今年一番かもしれない会心の的中』
★今日の
第23回新潟2歳ステークスは、
これ以上ないというほど
パーフェクトな的中でした。
関連ニュース
第23回新潟2歳ステークス(GIII)〜接戦制してダイワバンディットV3(ラジオたんぱ競馬実況ホームページ)
第23回新潟2歳ステークス(GIII)〜レース後のコメント(ラジオたんぱ競馬実況ホームページ)
★こんなマリみては……いやじゃないかも6 メアリ・バンクス編
コンコン
志摩子「お姉さま、お茶がはいりました」
聖「入って」
志摩子「失礼します」
聖「うむ」
聖「……」
志摩子「ところで、お姉さま」
聖「!?」
志摩子「先日、私が1階に下りようとしましたところ、何者しわざか解りませんが、階段の一番下のところに糸がはってありまして。
おそらく足をひっかけて転ばせる為でしょうね。
もちろん、私、事前に気付きましたから何事もありませんでしたけど、もしや、お姉さまなら犯人をご存じかと」
聖「いいや、知らないわ」
志摩子「……左様でございますか。
では」
聖「うむ」
キラッ ピシッ
ビシ
志摩子「……たっ!!
……!」
聖「……」
志摩子(くそ姉貴)
聖(ちっ、失敗したか)
由乃「!
志摩子さん」
志摩子「!
はい、何か?」
由乃「ちょうど良かった。今月の備品の予算です。
とりあえず、ワクだけ作っておきましたので、必要なものはこの中におさめるように……」
志摩子「ええ、わかりました」
志摩子『この方は、島津由乃さん。山百合会で黄薔薇のつぼみの妹を勤めておられます』
由乃「ところで、白薔薇さまは……?」
志摩子「会議室のほうに……」
由乃「そうですか、どうも」
志摩子「あら? あの靴が……」
由乃「ああ、先ほど庭で白薔薇さまの仕掛けたワナにハマりまして。
しかも、ご丁寧に水まではってあって、片足まるごとボチャンです。
靴は今、乾かしてるんです。
まあ、慣れたもんですけど。あっはっは。
では」
志摩子(両方はきかえればいいのに……)
志摩子『──というこのリリアン女学園3年生、佐藤聖さまといいまして。
まがりなりにも、"白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)"の称号を持つ、いっぱしの生徒会幹部なのですが……』
聖「由乃ちゃーん!!」
由乃「!?」
ゴンッ
由乃「……」
聖「うむっ」
学園の声
生徒A「あ……ああ、あそこのねえ……あんまりお姉さまとは言えないんじゃないかな。いいウワサを聞かないわ」
生徒B「まあ薔薇さまにしちゃあ少々変わったお人だと思いますよ。先輩だからあんまり言えませんけど」
生徒C「え……? あの人の妹になるのは、ちょっとねえ……」
生徒D「何々? 何の話?」
生徒E「こっちにまで変なウワサついちゃったら、妹できないもの!」
生徒F「いいんじゃないの? あれはあれで」
生徒G「ねえ」
志摩子『等々』
生徒H「はじめまして! よろしくお願いします!」
志摩子『以前にも、何度か山百合会のお手伝いを雇ったりしたのですが……』
志摩子「じゃ、簡単に薔薇の館の中を説明しますわね」
生徒H「はいっ」
生徒H「おヒマを頂きたいのですが」
志摩子「……」
由乃「……ど……どうしたっていうんです? 急に……」
生徒H「……私……私……カエルだけはダメなんですっ!!」
由乃「あっ、ちょっと……」
志摩子・由乃「カエル……?」
聖「うーむ……なぜだ……」
志摩子・由乃「やっぱり……」
志摩子『それなのに……』
志摩子「……!?
お姉さま!? 一体どうなさったんですか! これは!」
聖「何、少々調べ物を……」
志摩子「調べ物?」
聖「ああ、あったあった。
ふむ、やはりそうだったのね。
そうかそうか」
志摩子「え!?
お姉さま、これは一体どうなさるおつもりで……」
聖「ああ、頼むわ」
志摩子「頼む? 頼むって……コレを?
(まったく……仕事が増えるったら……)
!?…………はっ」
志摩子「どうしてお姉さまってもうすぐ卒業するくせに、こうあちこちいじくりまわすんでしょうね」
由乃「そうなんですけど。
そういう事は、思ってても口には出さない方がいいんじゃないですか?」
つづく
追記
「メアリ・バンクスって何?」という方は、
森薫さんの
『シャーリー』をお読みいただけると参考になります。
★
PUREさん30万hitおめでとうございます。
阪神タイガース優勝への道標2003
1位 80勝40敗1分 勝率0.667 優勝まであと4勝
M5!
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著・千葉智宏 作・作・矢立肇 富野由悠季『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 1』、
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