★下のQCD Player＋Hi Fi 3 Surround Effect（Rock+Surround）のライブ感は、鵜島仁文の『FLYING IN THE SKY』と川添智久の『STAND UP TO THE VICTORY』を聴いていただくとより判ります。
　いや、ホントだって。

　★10月3日の日記に紹介した『Quintessential Player（略してQCD Player）』が思いの外好評で、私としては嬉しい限りです。
　そこで、その時に書かなかった『Hi Fi 3 Surround Effect』のQCD Playerへの導入法を説明します。このプラグインを導入すると、まるでライブのような臨場感を目から鱗が落ちるほど味わえるので是非入れてみましょう。

導入手順

1. 適当にフォルダーを作って、そこに『Hi Fi 3 Surround Effect』をダウンロード。
2. 『Hi Fi 3 Surround Effect』を実行しダウンロードしたフォルダー内にインストール
3. 展開したファイルからdsp_hall.dllとeffectEx.dll（写真１）だけを『Quintessential Player』のPluginsフォルダーへ移動

4. QCD Playerを起動したら設定−プラグイン−DSPでdsp_hall.dllだけをチェック（＊１）

5. ウィンドウが出てきたらRockとSurroundをオンにする（写真3）

＊１：他をチェックすると激しい音割れ（というよりも異音）が出ます。

　以上が『Hi Fi 3 Surround Effect』のQCD Playerへの導入法です。
　インストールの際に始めからPluginsフォルダーへ全て入れれば良いじゃないの、という意見もあるでしょうが。必要なのはdsp_hall.dllとeffectEx.dllなので、余計なファイルを入れることによる動作不良を起こさないためには、面倒ですが2度手間を掛けてください。
　プラグインをインストールしても使用しているパソコン環境、サウンドカード、ヘッドホン、スピーカーなどの要因によって、音の良し悪しが変わる場合があります。Rock+Surroundで音割れするならHall+SurroundやSurroundをオフにするなどして対応してください。
　ちなみに下のスクリーンショットが、今使っているsomaスキンです。

　★「『花音』って何？」という人は、芳文社の公式サイトへ行くとよろしくってよ。

　★水野透子さんの『南の国の王子様』と高木信孝さんの『PUREまりおねーしょん　1』を買う目的で書店へ行ったら、初のマリみてコミックアンソロジー『リアフェスティバル』も売っていたのでついでに購入。何で「ついで」かというと、素でマリみてアンソロジーの発売日を忘れてたから。
　今までビーボーイコミックは、私が踏み込んじゃいけない領域な気がして避けてきました。が、もはや恐れるものはなくなりました。

　★今日見た新番組アニメ

ガンスリンガーガール：何というか、原作の第1話をご丁寧に2話構成にしてくれたおかげで、第1話なのにめちゃくちゃテンションの下がる終わり方なんですけど。これって、DVD発売を意識して分けたのかな？
魁！！　クロマティ高校：原作コミックは全然知りませんが、結構評判良いらしいです。でも、私の笑いのツボには来ませんでした。メカ沢は……好きかな。驚いたのは主題歌が吉田拓郎さんであること。

　★今日見た最終回アニメ

スクラップド・プリンセス：これねえ、原作も読んだ後だと目頭を熱くするかも。最後まで見て気になったのは一点だけ。原作のイラストだと、<竜機神（ドラグーン）>は『バスタード』の竜戦士（ドラゴンウォリアー）みたいなデザインでしたが、アニメは割と普通のドラゴンといった感じでした。

追記
　そういえば、WWEスマックダウンを見ていて『PEACE MAKER　鐵』を忘れてました……＿|￣|●

　★『Quintessential Player（略してQCD Player）』に関してとても大事なことを書き忘れました。QCD Playerで作成したプレイリストファイル（ｍ3u）は、他のプレイヤーで開くとエラーが発生する場合があります。原因はさっぱり判りません。対処法もわかりません。
　エンコードしたMP3ファイルでプレイリスト作成しなおかつ保存する場合は、『2nd Room [ Gunpla-Studio ]』さんの『M3UListMaker Ver.3』などのプレイリストエディターを使用してください。

　★『ホームページシェイプアップ大作戦』と銘打って、http://home.att.ne.jp/wave/applepop/のサーバにある一部コンテンツを完全閉鎖します。

　★こんなマリみては……いやじゃないかも　"続・革命の日編　３６５歩のマーチ"

祐麒（オレは福沢祐麒。ただの高校三年生。男子校で寮生活をしてます。
　こんなバラ色とは言い難い状況にあるオレですが……。
　実は、つきあっている人がいます）
祐麒「あっ！　もちろん男じゃありませんからね！！」
祐麒（彼女はとてもかわいく、とてもキレイで、とてもモテる人です。
　色々事情のある、オレより一歳下で、つきあって一年になるのですが……。
　とても健全な、おつきあいをしています──……。
　──何故ならば）

祐麒・瞳子「またですか……」

祐麒（彼女をとりまくコジュウト連中が、常につきまとうからです。
　その中には、彼女の元お姉さまであり、オレの姉でもある祐巳も含まれてます。
　どんなに見つからずに会おうとも、どうやってか彼女らはかぎつけ、ジャマしにやってくるのです。
　ただでさえ、そうしょっ中は会えないというのに……。
　……ああ、自分が情けない。
　未だに彼女らにうまく対抗できず。姉をもかわせず。いつまでこんなで……）
瞳子「どうしたの？　何か暗くない？
　お姉さまたち撒いて、疲れた？」
祐麒「いや、そうじゃなくて。
　今日も逃げるだけだったから、ちょっと落ちこんじゃっただけ……」
瞳子「逃げたからって、何で落ち込むの？」
祐麒「だって、それじゃ守れたことにはならないだろ？
　あの人たちに対抗できないようじゃ、つきあってる男としてダメだよ……全然」
瞳子「あのねえ、祐麒が私とつきあう理由は何？
　ただ、私を守りたいだけ？
　それとも、お姉さまたちに対抗したいから？」
祐麒「そんなの瞳子さんが好きだからに決まってるだろっ」
瞳子「でしょ？
　だったらいいじゃない、それだけで。
　気持ちは嬉しいけど、私別に守って欲しいとか思ってるわけじゃないし。
　そんな気負わなくてもね」
祐麒「……でもオレ、全然進歩してないから……。
　未だに背だって低いし。
　学校でも色々……あるし……」
瞳子「あなたやたらと焦ってない？」
祐麒「だって、瞳子さんがキレイになってるからっ！」
瞳子「は？」
祐麒「瞳子さんはすごくかわいいっ！！　って感じだったけど。
　最近はなんか、艶っぽいっていうか……"かわいい"っていうより"キレイ"って感じになった。
　そんな風に瞳子さんが変わっていくから、オレは置いておかれる気がして……」
瞳子「変わったのかどうか、私にはわからないけどね。
　もし変わったんだとしたら、どうして自分が変えたんだって思わないのよ！
　私だって伊達や酔狂でつきあってるわけじゃないんだからねっ」
祐麒「え……そういえば、一年もつきあってて聞いたことなかったけど……。
　瞳子さんてオレのこと好きなの？」
瞳子「今さら何言ってんのよ。
　でなきゃこんな風につきあってるわけないでしょっ」
祐麒「そ、そうだよな……」
祐麒（瞳子さんオレのこと好きだったんだ……。
　そうか──好きだったんだ──……。
　好きなのか──……）
祐麒「えっ、いっ……いつから、どこがっ……」
瞳子「いつからって……まあ、最初は……こうグリグリしたいなって感じで、いつの間にかかな……。
　で、先を見据えた真っ直ぐな姿勢とか、その為に一生懸命なとこがすごいなって思ったし。
　優しいし。強引なところもないし。
　素直なとこがかわいいし！
　しかも、他の男と違って圧迫感を感じないし！！」
祐麒（──それって、ただ人畜無害で、男として意識されてないんじゃ……）
瞳子「でもなにより、こんなに私のことを受け入れて、思ってくれることが一番かな」
祐麒「えっ」
瞳子「やっぱ私ってさ。他の人とちょっと違うから、面倒ばかりで大変でしょ？
　なのに祐麒は、なんの躊躇もなく受け入れてくれて……。
　それだけでも感謝してるのに、愛想尽かさずずっとつきあってくれたじゃないの」
祐麒「瞳子さんのことを面倒だなんて、誰も思わないよ」
瞳子「そうかな。だとしても、それだけじゃないくてさ。
　あの頃の私のまわりは、全てを今すぐに変えようとめまぐるしくて。
　私の為だった事だけど、その急な変化は正直苦しかった。
　そんな時に祐麒は、私のペースにあわせてゆっくり進んでくれたでしょ？
　焦らず、無理強いせず……」
祐麒「そんなの……ただ甲斐性がなかっただけだ……」
瞳子「そうかも知れないけど……でも、私にはそれがすごく嬉しかったから」
祐麒「！！
　──やっぱりオレ、置いてかれてる……。
　一人で遠くに行っちゃったって感じ……」
瞳子「何よソレッ！！
　わかったわよ。
　そんなに言うなら、一緒に前進すればいいんでしょ」
祐麒「えっ」
瞳子「キスしようじゃない」
祐麒「ええっ、ま……マジに？」
瞳子「そうよ。別に嫌だったらい……」
祐麒「スルッ！
　するするするしますっ！！」

祐麒「本当に、しても平気？」
瞳子「うん、平気よ！」
瞳子（と、思う）
祐麒「じゃあ……」
瞳子「…………待った！」

バチンッ

祐麒「イテッ……。
　やっぱりダメなんだ……」
瞳子「違うわ」

がしっ　ズイッ

瞳子「私の方がする」

ちゅうっ……

祐麒（男なのに、受け身の立場っていったい……。
　…………ま、いいか……。
　この人の方から、意識してくれたんだし。
　なにより、先に惚れた方が負けっていうしね……）

……おしまい

　★やっと買えましたよ、日輪早夜さんの『籠の中で　〜傾城秘話　壱〜』と『籠の華　〜傾城秘話　弐〜』。これがまた、悲しいくらい売ってなくて、探している自分がちょっと恥ずかしかったです。

　★というわけで順位を付けてみました。

1位：プラネテス：喩えるなら、アイルトン・セナ並みにラップタイムで1位を取った感じ。そのくらい群を抜いて面白いです。
2位：鋼の錬金術師：原作を知らなくても楽しめたところを高評価。
3位：Avenger：かなりクセがあって好き嫌いが別れるけど、私は好き。
4位：円盤皇女ワるきゅーレ　十二月の夜想曲：続編物としての期待は裏切ってません。
5位：藍より青し　〜縁〜：以下同文。
6位：ポポロクロイス　はじまりの冒険：裏番組は金色のガッシュですが、1回見ておくことを薦めます。

　ランキングに載っていないアニメは、107％ルール適用でランキング外（笑　でも、ちゃんとチェックしますよ。

107％ルール：F1にある予選通過基準で、ポールポジションのタイムを107％以上オーバーすると予選落ちなるルール。

　★私の中で勝手に『プラネテス』のイメージテーマがhideの『ROCKET DIVE』になってます。「何で？」と言われても困りますが、とりあえず1回聴いてみてくれ、と。

　★こんなマリみては……いやじゃないかも　"王子サマになりたい！編"

祐巳（ここリリアン女学園生徒会"山百合会"では、文化祭シーズンを間近に控えて、演目の配役決めの真っ最中です）

聖「で、小人役は福沢祐巳。
　ツーカンジでみんなやるぞー！」
祐巳「納得いきません！！」
聖「ん？　なに祐巳ちゃん、文句あるの？」
祐巳「大アリですっ！　白薔薇さま！
　配役を一方的に決めるなんて不公平です！
　やりたい役もできないじゃないですか！！」
聖「って言われてもねー。
　んじゃ、参考までに聞くけど。
　何役がやりたいワケ？」
祐巳「もちろん、王子様役です！！」
聖「……」
江利子「……」
蓉子「……」
令「……」
聖・江利子・蓉子・令「あはははははは」
聖「祐巳ちゃん、面白ーい！！」
祐巳「なっ、なんで笑うんですか！？」
祥子「祐巳」
祐巳「さっ、祥子さま！」
祥子「少し考えればわかると思うけど、白雪姫役は私よ？
　あなたは少し背が小さいのよ。
　気持ちはわかるけどね。
　私も本当はヒロイン以外の役がやりたいし」
聖「何でー？　ピッタリなのに。
　それに、身長もそうだけど祐巳ちゃんは、演技が下手ってのもあるかなー」

ぐさっ

祐巳「うっ」
祥子「ま、そういうことだから。
　与えられた役をがんばって演じましょう」

祐巳（でも私、祥子さまが白雪姫役だから王子役をやりたいのです。
　昨年のリリアン女学園文化祭での山百合会の舞台。
　祥子さまのシンデレラが忘れられません。
　そりゃもうメチャクチャ綺麗なシンデレラで、私は一目で恋に落ちてました。
　祥子さまのお姫様を相手に王子役をやるのが私の目標なのです！！
　ま、今回は祥子さまの言う通りに小人役をがんばることにしよう！）
聖「ゆーみちゃーん」

ぽすっ

祐巳「ん！？
　白薔薇さま……？　これは一体……何ですか？」
聖「おおっ！　可愛い！！」
祐巳「は？」
聖「似合ってるわよ、その小人の帽子！！」

ぎゅっ

ぎゅうっ

江利子「あっ、ずるい！！　私もっっ！！」
蓉子「あっ、私もー！！」
令「ゆみちゃん、かわいい！」
聖「私ごと抱かないでよ！」
祐巳「ちょっ……白薔薇さまたち……っ」
祥子「お姉さまたち、ジャレてないで練習しますわよ！」
祐巳（祥子さま……）
聖「ねー、ねー、祐巳ちゃんの帽子、可愛いと思わない？」
祥子「……別に」
聖「私たちが祐巳ちゃんに抱きついたから羨ましいんでしょー」
祥子「白薔薇さまと一緒にしないでください」
祐巳（白薔薇さま……）
聖「そんじゃ、始めますか」

聖「祐巳ちゃん！」
祐巳「はっ、はい！」
聖「それじゃ棒読み！！
　気持ち入れてもう一回！！」
祐巳「『おおこれはなんて綺麗な娘なんだ』」
聖「むー……ダメね。
　祐巳ちゃんは台詞に気持ちが入ってないから、台本を『読んじゃう』んだなー」
祐巳「は、はあ」
聖「じゃ、祐巳ちゃんの出る場はとばしていくわよ」
祥子「『まあ！　美味しそうなリンゴ！！』」
祐巳（す、すごい！！　みんなは覚えているんだ……！！
　私もがんばらなくちゃ！！）

祐巳「よし！　居残り自主練やるぞ！！
　えーとまずは……。
　『……だよ、白雪姫』」
祥子「……？」

ガラっ……

祥子「祐巳」
祐巳「祥子さま！！　帰ったんじゃ……」
祥子「私は忘れ物を取りに戻ったの。
　そういう祐巳は一体何を……」
祐巳「？　何ですか？
　私の顔に何か……はっ。
　……おかしかったら笑っていいですよ……」
祥子（まだ、かぶってる……）

ぷくくく

祥子「いや……その……にっ似合ってるって！」
祐巳（あ、笑った。帽子かぶっててよかったかも）
祥子「へえ、自主練ね。
　ちゃんとやる気になってるのね祐巳」
祐巳「はい！」
祐巳（わーい、ほめられちゃった）
祥子「来たついでに、私も少し付き合ってあげるわ」
祐巳（え！！　やったー！！）
祐巳「いいんですか！？」
祥子「いいわよ。じゃあ、二幕二場から……」

……to be continued

追記
　今回の元ネタが判った人は、いい勘してます。

　★今日の東京競馬場メインレース第54回毎日王冠（GII）は、ある意味予想通りの波乱の展開でした。
　馬場状態は稍重。若干馬場コンディションの悪い中、6枠6番のファインモーションが早め先頭に立ち、1000メートルを約58秒台というハイラップで刻みます。
　3、4コーナーを抜けてもまだ先頭に立ち続けるファインモーションですが、直線に入ってすぐ一杯になりみるみる順位を落とします。そこを馬群の中央からバランスオブゲームが抜けだし、そのまま2馬身1/2突き放して完勝。タイムは1:45.7のレコードタイムです。2着にはエイシンプレストンとの競り合いをクビ差制したトーホウシデン。圧倒的1番人気のファインモーションは着外の7着。
　私一押しのバランスオブゲームが、あんな見事な勝ち方をしたのはちょっと予想外でしたけど。ファインモーションが、あそこまで精神的に脆いとは思いませんでした。
　ファインモーションの前半1ハロン11.9秒は、スプリンター並みのラップ。あの快速馬サイレンススズカでも、98年の毎日王冠は前半1ハロン12.7秒ですから彼女の暴走ぶりが伺えます。武豊騎手は恐らく、1800メートルなら抑えるよりもこのまま行かせた方が良いのでは、と判断したのでしょうが、全く裏目になりました。もっとも、もしあのラップタイムで勝たれたら化け物です。
　そして、このレースでもう一つ注目すべきところは、前日のフジテレビ系競馬番組『あしたのＧ』での吉岡美穂さんの予想です。この番組を見ている勘の良い人たちは、吉岡さんが自信を持って予想するほどその馬は来ないということを知っています。番組企画の重賞予想で、予算100万円を使い切ったら番組打ち切りという状況の中。驚異の不的中率を誇る吉岡さんの予想は、
　「ファインモーション　単勝　10万円」
　でした。しかも、始めは単勝5万円だったのを倍プッシュです。誰か、止めなかったのかと……。そのおかげで、安心してバランスオブゲームを本命にできましたが。
　来週は牝馬クラシック最終戦の秋華賞があります。お願いだから吉岡美穂さんは、来週の秋華賞でアドマイヤグルーヴを絶対に買わないで欲しいです。

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第54回毎日王冠（GII）〜毎日王冠アラカルト（ラジオたんぱ競馬実況ホームページ）

　★届いたで〜『式神の城II　オリジナルサウンドトラック』。もう今週のヘビーローテーション確定です。

　　何故かもう1枚おまけされてた、メーカー通販だけの小夜たんカードも（・∀・）イイ　これがふみこたんならもっといいのにね。

　★遂にやってきますよ。ある意味で菊花賞より面白いかもしれない第8回秋華賞。今年は、スティルインラブの牝馬三冠挑戦ということで、いつも以上に注目度の高いレースです。
　私には揺るぎない本命馬がいるのですが、それ以外の馬を絞りきれずにいます。
　そこで今日の話題は、『秋華賞一週間前予想』と題して今週の競馬ブックを基に少し情報を整理しましょう。

その１：スティルインラブに三冠の可能性はあるのか？
　中央競馬で、いわゆる3歳牝馬クラシックと呼ばれるレースが開催されたのが、1938年（昭和13年）の阪神優駿牝馬。翌年に桜花賞の前身である中山四歳牝馬特別（当時は1800メートル）が開催。1976年（昭和51年）に3歳牝馬限定のエリザベス女王杯が開催され、桜花賞、オークス、エリザベス女王杯を牝馬三冠と呼びました。1996年（平成8年）にエリザベス女王杯を古馬にも開放したため、新たな秋の3歳女王決定戦として誕生したのが秋華賞です。
　前振りが長くなってしましたが、スティルインラブと同じようにその年の桜花賞とオークスを制した馬は、

1976年（昭和51年）ティタニヤ
1986年（昭和61年）メジロラモーヌ
1987年（昭和62年）マックスビューティ
1993年（平成5年）ベガ

　の4頭。その中で見事三冠牝馬となったのはメジロラモーヌだけです。牝馬三冠の歴史はまだ浅く、今の秋華賞も勝って三冠牝馬となった馬は一頭もいません。
　過去10年でローズステークス5着以内の馬が秋華賞を連対のは8頭。その内、秋華賞を制したのは5頭ですが、それは全てローズステークス3着以内。ローズステークス5着の馬は、1998年（平成10年）のナリタルナパークの2着が最高。

その２：オースミハルカの可能性
　前走クイーンステークス（GIII）で、現役最強牝馬ファインモーションをハナ差で逃げ切ったオースミハルカ。クイーンステークス組は割と良績を残しているが、それも1999年までの話。2000年から札幌競馬場の古馬混合戦に変わり、開催も8月になってからは、昨年サクラヴィクトリアの2着が最高。しかも、間にローズステークスを入れての2着です。オースミハルカのようにクイーンステークスから直行で臨むのは、8月開催になってから初めて。また、ファインモーションに勝ったことを安易に評価してしまいがちですが、斤量に6kg差があったので過大評価は禁物。
　逆にヤマカツリリーは、クイーンステークスこそ9着に沈んだものの次のローズステークスで2着に入りました。重賞成績も1.2.0.3で着外が1回あるだけという安定感があります。

その３：ピースオブワールドの可能性
　昨年の阪神フューチュリティステークス勝ち馬で、前走ローズステークス4着。オークスは骨折休養明けという不利もあったので度外視しても良いです。潜在能力だけは、2歳の頃からクラシックで勝ち負けできると言われていましたので、一番怖い馬です。

その４：ベストアルバムとメイショウバトラーの可能性
　クラシック出走馬は7連対してますが、出走しても着外だった場合2着が最高。むしろ、ファインモーションのような、クラシック未出走の昇り馬に注目すべきです。
　ベストアルバムは、ローズステークスでアドマイヤグルーヴと同じ上がり3ハロン34.5と決めてのある馬。
　メイショウバトラーは、芝2000メートルのタイムが2:00.0でメンバー中最速。

その５：ぶっちゃけ、ぼくらのアドマイヤグルーヴは勝てるの？
　それは、愚問です。気性面での成長が少しは見られた今のアドマイヤグルーヴなら、道中に不利がない限り着外はありえません。
　ただ、京都競馬場の芝2000メートルは、メインスタンド前からスタートします。観衆の声援、ファンファーレの手拍子、GI独特の雰囲気に飲まれてしまうのではないかと不安が過ぎります。はっきり言って、敵は己のみです。

追記
　馬齢表記は全て満年齢とさせていただきました。

　★今日のニュースパートはお休みです。
　今度から毎週月曜日はニュースパートだけでも休もうかなあ。トレセンだって月曜は休みだし。

　★最近、『LOVERS』というエロゲーがラブエス（ラブ・エスカレーター）の使い回しという噂が各地で出ています。私はエロゲーをやらない人なのであまり詳しくないのですが、これだけは言えます。
　"LOVERS"から"R"を取ったらラブエス（LOVE　S）。つまり、最初から『LOVERS』は『ラブ・エスカレーター』のデジタルニューマスター＆ディレクターズカット版というわけですな。
　ところで、『ラブ・エスカレーター』ってどんなゲームなの？

　★録画はしないけど見ているテレビアニメ版『PACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK　"The endless odyssey"』ですが。今のところ印象に残っているのは、ハーロックの「俺はこの旗の下に生きる。この自由の旗の下に」という名台詞と、エンディングテーマがトニセン（20th Century）の『ちぎれた翼』だったこと。
　DVDの方もトニセンなのかな？

　★こんなマリみては……いやじゃないかも　"王子サマになりたい！編"

聖「おおっ、大分よくなったねー！！
　昨日までとは別人だよっ！！」
祐巳「ありがとうございます！！」
祥子「よかったわね」
祐巳「はい！！」
令「たどたどしい台詞の祐巳ちゃんも可愛かったのにねー」

ぎゅっ

令「！？」

スパン！

祥子「まったく……」
聖「まー、上手いにこした事はないわよね」
祐巳「じゃあ私、王子役もできるんですか？」
聖「いやー、そりゃまだまだだなぁ」
祐巳「えーっ」

---

祐巳「今日も練習に付き合って頂いてありがとうございました！！」
祥子「ええ」
祐巳（祥子さまに自主練見てもらったり、一緒に帰ったりで、最近なんかラッキー）
祥子「ねえ祐巳、ひとつ聞いていいかしら？」
祐巳「なんですか？」
祥子「なんでそんなに王子役がやりたいの？」
祐巳「えっ、そ……それは……」
祐巳（祥子さまが演じる姫の相手役が王子様だから……なんて言えないよっ）
祐巳「や、やっぱり王子役ってかっこいいじゃないですか！！
　活躍したりして！！」
祥子「そうでもないわよ。
　今回の『白雪姫』の王子役なんて最後しか出番がないし、演劇の王子とかってそういうの多いわ」
祐巳「あはははははー……そうですねー」
祐巳（王子役って、出番少なくても姫役との接近シーン多いんだもん）
祐巳「そういう祥子さまは、どうして姫役をよくやるんですか？」
祥子「あっ、あれは別に私がやりたいわけじゃないわ！」
祐巳「……嫌だったんですか……？」
祥子「誰が好んで、姫役なんかやるものですか！！」
祐巳「でも私……舞台での祥子さまを初めて見て、すごく綺麗だったから、それで好きになったのに！！」
祥子「！？」
祐巳「！！」
祐巳（言っちゃったー！！）
祐巳「いや、あの……さ……祥子さまのやるお姫様のファンなんです！」
祥子「──ふーん。……ねえ、祐巳」
祐巳「なっ、何ですか！？」
祥子「あなた最近頑張ってるし、この舞台が成功したら祐巳の言う事なんでも一つだけ聞いてあげるわよ」
祐巳「え！？　ほ、ほ、ほ、本当ですか！？」
祥子「ええ！　好きな物でも奢ってもいいし。なんなら、姫役の恰好で、キスしてあげてもいいわよ」
祐巳「！！」
祥子（あっ、可愛い）
祐巳「それっ、二言はないですね！？」
祥子「え？　あ……いや……うん」
祐巳「私、頑張ります！！　約束ですよ！！
　それじゃ、これで失礼します！！」
祥子「あ……ああ、気を付けて……。
　…………まずいわ……本当なの私……」

---

祐巳（やったー！！
　私、絶対完璧な小人を演じてみせる！！
　そして、祥子さまとの約束を果たしてもらうんだ！！）

---

「文化祭当日」
祐巳（きっっ、緊張してきた……まずい……）
聖「あと１０分ー！！」
祥子「どうしたの、いつもの元気は？」
祐巳「祥子さま！！　……可愛いですね」
祥子「……祐巳もね。お客がいるから緊張しているの？」
祐巳「はい……」
祥子「そんなの幕が上がったら暗くて何も見えないわよ」
祐巳「そうなんですか？」
祥子「そう、だから練習中だと思えばいいの。それに、キス……するんでしょ」
祐巳「はっ、はい！！　頑張ります！！」
祥子（……簡単な子……そこがかわいいんだけど）
放送部「これより山百合会『白雪姫』の上演を行います。みなさまごゆっくり……」

---

祐巳（これには祥子さまとのキスがかかってるのよ）

江利子「「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだあれ？」」

祐巳「「おお！！　これは……なんて美しい娘なんだ！！」」

祐巳（緊張している場合じゃないわっっ！！）

---

聖「祐巳ちゃんも上手くやってるわね！」
令「ええ」
祐巳「「じゃあ、くれぐれも気を付けるんだよ」」
祥子「「はい」」

ふーっ

祐巳（なんとか、この場面も切り抜けた……あとは最後だけ……）
聖「──で、クライマックスなんだけど」
令「何？」
聖「王子は姫に本気でキスするのよ！！　いいわね」
祐巳「え……！？」

……to be continued

　★現在使用中のiTunes風QCD Player専用スキンが、かなりお気に入りです。