★今日の苦言
　何故ちばあきお大先生の名作『プレイボール』を、オタクしか見ないような深夜枠の、しかも地方局ネットで放送するのか意味が判りません。しかも、関東の地方局以外は、全てフジテレビ系列なのに、肝心のフジテレビでは地上波だけでなくCSやBSも放送しません（苦笑　フジテレビはアホか。ガッシュの後に放送しているどうでもいいバラエティ番組を止めて、『プレイボール』を放送すればいいのに。あれか？　『プレイボール』じゃ稼げないからか？

　★マーガレットに連載されている筒井旭さんの『CHERRY』が面白いです。オタク的に。

これまでのあらすじ（うろ覚え）

　かわいい顔でありながらオタクの安室詩（うた）には、同じ中学に通う双子の妹、安室奏（かな）がいました。見間違えるほど外見はそっくりですが、正確は全くの正反対。奏は“鋼の女”と呼ばれるほど超強気で、その上オタク嫌いな女の子のでした。
　その奏には、片思いの国分先輩がいました。憧れの先輩に告白するため、会う約束をしたかなでしたが、直前に交通事故で意識不明の重体になってしまいます。約束をすっぽかしてしまった2日後、詩が町を歩いているとその国分先輩と偶然出会ってしまいます。詩に気づいた国分先輩は、こともあろうか詩を奏と勘違いしていました。側によっても気づかないほど完璧に奏と勘違いしている国分先輩に、詩はパニックを起こして逃げ出してしまいました。
　次の日、詩は国分先輩に奏が入院していることを告げようと決心しますが、新聞部の校内紙にあった奏のインタビューを同級生の都丸くんが発見します。そのインタビューには、こうありました。

「誰にも媚びる事なく。流される事なく。常に強い自分でいたい」
「弱い自分を人に見られるくらいなら死んだ方がマシだし、ましてや道場なんてする奴がいたら、地の果てまでも追って倒す！　死んでも倒す！」

　怒れる奏を恐れた詩は、先程の決心を覆し、奏に変装して国分に逃げたことを謝りに行きました。果たして、国分先輩に逃げたことを謝って、それでことが終わるはずでしたが、

「そ、そう！　先輩がカッコいいのでっ……。だから、すっごく、緊張しちゃってえ」
「それって、オレのこと好きってこと？」
「は!?　……あ、そ、それは……もちろん好きか嫌いかと聞かれれば嫌いなわけないじゃないですかあ！」
「じゃあ、オレと付き合いたい？」
「ええ、もう喜んで!!」
「よし、じゃあつき合うべ」
「あれ？」

　こうして奏に変装した詩と国分先輩は、恋人同士になりました。

　ここまで読むと、「なんだ、お前の好きなホモい話か」と思うでしょうが、さにあらず。ここからが、このマンガの面白くなるところです。

これまでのあらすじ（うろ覚え）

　成り行きで恋人同士になった詩と国分先輩は、改めてデートの約束をしてしまいました。
　デート当日、奏の制服に着替えた詩は、荷物を入れたコインロッカーの前で、同級生で片思いのモニカちゃんのことを考えていました。都丸くんと詩は、オタクであるが故にクラスで浮いた存在であり時々引かれることがあるのです。それが自分でよく判っていますため、詩はモニカちゃんにどこか距離をおこうとしてしまうのです。
　そんなことをくよくよ悩んでいた詩は、待ち合わせ場所にいた国分先輩がニンテンドーDSで遊んでいるところを見ました。それだけではなく、後から国分先輩の友達が借りたゲームを返しに来ました。彼が持ってきたゲームは『グランツーリスモ4』『デビル メイ クライ3』『真・三国無双4』『Memories Off AfterRain』など。さらに国分先輩は、その友達と『機動戦士ガンダムIII　めぐりあい宇宙』を熱く語り出しました。
　物陰に隠れながら、同じオタクかもしれない、と共感を覚える詩。オタトークで盛り上がる国分先輩と友達の横を、今どきの女子高生が陰口をたたきながら通り過ぎました。

「あそこ、アニメの話でもりあがってるよ。ヤベえよ」
「イケメンでも、オタクじゃねぇ……( ´,_ゝ｀)プッ」
「ゲームの女の子キャラに、マジで恋とかしたりして( ´,_ゝ｀)プッ」
「で、やっと彼女ができても、ゲイ大好きだったりすんの！　ぶはははっ」

　やばい空気が流れ始めているのを感じた詩でしたが、国分先輩は平然と言い返しました。

「そうそう、ほんで仲良く同人誌とか作ったりしてな。一緒にコミフェスに参加して、作った本を売っているうちにコスプレなんかにもハマっちゃって夜の方も大盛り上がり？　結婚して子供が生まれたらアニメキャラの名前をつけて。週末は家族みんなでアニメ観賞かゲーム大会。念願のマイホームにはプレミア付きのオモチャがズラリ。奥さん子供が寝た後は、シュミの部屋で毎晩フィギュア作りにいそしむ……ってカンジ？」

　国分先輩がホンモノのオタクであることに軽い衝撃を受ける詩。ですが、それ以上にオタクであることに前向きで、決して恥じていない国分先輩の姿が、輝いて見えたのでした。

　これが、マーガレット11号までの大まかなあらすじです。詩は、この後も国分先輩のオタデートにつき合います。しかし、ここでの詩は、あくまでも普通の女の子です。デートを重ねる度に自分と国分先輩に嘘をついている事実に、詩は自己嫌悪を感じます。何故国分先輩は、オタクであることを恥もせず、堂々としていられるのか。片思いで非オタクのモニカちゃんに好かれるため、彼女の前では必死にオタクなイメージを消そうと努力してきた詩。それとは逆に、オタクとして彼女の前でも堂々としている国分先輩。
　とどのつまり、この物語は、詩を通じて普通の女の子とつき合う時のオタクとしてのありかたを問う物語なのです。
　まあ、詩の恋の行方やモニカちゃんとの関係や国分先輩×詩も気になるところだけど。正直これほど、少女マンガに合わないテーマをガチで描いている少女マンガは無いと思います。

関連サイト
筒井旭のチカチカ☆(少女漫画＠2ch掲示板)

　★今日の更新
　『VIDEOGAME BATON SAGA』を更新。
　『極上生徒会』AA集を更新。

　★十文字青著『薔薇のマリア　II　壊れそうなきみを胸に抱いて』および『薔薇のマリア』シリーズを最新刊まで読了。

大まかな『薔薇のマリア』とは？

　サンランド無統治王国の首都エルデン。その地下は、巨大竜の骨を蓋にして異界生物（フリークス）を封じ込めた広大な地下空間（アンダーグラウンド）が存在します。14のD（ディビジョン）分かれた広大な地下空間に挑む者たちを、人々は侵入者（クラッカー）と呼んでいます。ある者は秘宝を求めて一攫千金を狙い。ある者はやむを得ず日々の生活の糧を得るために。またある者は同業の侵入者を襲い金品を巻き上げていました。
　無法都市の象徴であるこの地下空間に単身挑む、一人の侵入者がいました。真紅の髪に見目麗しい面立ち。少女のように華奢で頼りない体格から、よく“間違われる”侵入者マリアローズは、知恵と経験を駆使して地下空間を生き抜いてきました。
　一匹狼だったマリアローズは、ある日一人地下空間へ潜ることの限界を感じ始めていました。そこで同じ侵入者でもクランを持つアジアンに、クラン“昼飯時（ランチタイム）”に入れてくれるようにお願いします。が、あっさり却下された上に、マリアローズにべた惚れのアジアンが、これ見よがしに絡んできました。そこに現れたのが、クラン“ZOO”のトマトクンでした。彼に助けられたマリアローズは、彼の仲間から魔道王時代の秘宝、焼きつくし刺し貫く剣（バーニング・レイピア）“劫火”の情報を聞きます。時価三億ダラーの秘宝を手に入れるため、マリアローズはトマトクンのクラン“ZOO”に入団し地下空間の深層へ挑みます。

　『薔薇のマリア』の印象をたった一言で表現するなら「ウィザードリィっぽい」に尽きます。街の地下にできた広大なダンジョンやシュートを彷彿させるトラップ。武器防具は敵を倒して奪い、いらないものは金に換えます。仲間が死んだら遺体を回収して寺院へ連れて行きます。魂の様なものが存在し、頭を潰されない限り蘇生する可能性がありますが、多額の金をぼったくる上に失敗したら永久死です（WIZ風に言うならロスト）。かつて多く発売された『ウィザードリィ』のノベライズが、現在のライトノベル風にアレンジしたら『薔薇のマリア』のできあがりです。私はファミコン版『ウィザードリィ』直撃世代なのでこういう印象ですが、今の若者が読んだらMMORPGっぽいと感じるかもしれません。（まあ、今のMMORPGがウィザードリィの究極的な進化系と言えるけど）
　ウィザードリィの小説と決定的に違うのは、ダンジョン内の冒険よりキャラクター同士の関係に重きを置いて書いていること。マリアローズは、戦闘でも冒険者（しかもファイター）として悲しいほど貧弱な体格。ウィザードリィで言うならレベル5になったかならないかと言ったところ。その上クランに入って冒険をすることに慣れていないが故に、パーティでの戦い方や仲間との信頼関係に悩みを抱えながらダンジョンに挑みます。正直足手まといと判っていながら、クランで自分に何ができるのか。マリアローズが、クランの一員としてちょっとずつ成長していく様を丁寧に描いています。最近のライトノベルで、主人公の成長をちゃんと描いている小説はたいへん珍しいです。
　最後にこれだけは伝えておきます。『薔薇のマリア』シリーズは、最新刊の『薔薇のマリア　Ver.0　僕の蹉跌と再生の日々』が本編のプレストーリーとなっています。そのため、初めて読むなら
『薔薇のマリア　Ver.0　僕の蹉跌と再生の日々』
↓
『薔薇のマリア　I　夢追い女王は永遠に眠れ』
↓
『薔薇のマリア　II　壊れそうなきみを胸に抱いて』
　の巡に読むと非常に話が判りやすくてお奨めです。

関連リンク（AA）
著：十文字青『薔薇のマリア　Ver.0　僕の蹉跌と再生の日々』
著：十文字青『薔薇のマリア　I　夢追い女王は永遠に眠れ』
著：十文字青『薔薇のマリア　II　壊れそうなきみを胸に抱いて』

関連サイト
BRAIN X：『薔薇のマリア』の著者、十文字青さんのサイト
薔薇のマリア用語集：読んで時の如く『薔薇のマリア』の用語集

　★今日のメルフォレス
＞Nさん
＞アドマイヤキッス、２着でした。なんだか私が応援すると２着になる変なジンクスがあるのかもしれません・・。重賞は両方とも不発でした（汗　変な天気＆馬場で予想するのは控えた方が良さそうですね・・・。
　私が応援しているアグネスタキオン産駒も似たような感じです。
　第41回七夕賞（GIII）のマルタカキラリーは、『スーパー競馬』で井崎先生も本命にしていました。確か逃げて1000メートル通過が60秒くらいでないと勝てない馬、らしいですが、その期待を裏切り今回の七夕賞（GIII）ではガンガン飛ばしていました。向こう正面の終わり頃で、アレはダメだなと確信。
　第10回マーメイドステークス（GIII）のダイワエルシエーロは、逆に向こう正面で一息入れて、直線で更に引き離すという危なげない逃げで勝ちました。レクレドールは、武豊騎手が乗らない時点でアウトでしたね。

関連ニュース
第41回七夕賞（GIII）競走成績(JRAホームページ)
第10回マーメイドステークス（GIII）競走成績(JRAホームページ)

　★“破壊王”橋本真也の復帰を楽しみしていた矢先、この訃報はちょっと信じられません。というか、信じることを拒否してました。正直、かなりショックです。
　思えば、引退を賭けた一連の小川直也との戦いは、私の中でベストバウトでした。小川のSTO（＊1）を何発も喰らいながらも立ち上がる橋本の姿を見ながら、私は声をからして応援しました。絶対負けられない戦い。しかし敗北。負けたら引退、という試合だったが故に、私はテレビの前で泣きました。
　橋本は公約通り引退を宣言。が、その後撤回して現役復帰。一部プロレスファンから「（ ﾟдﾟ）ハァ？　オレの涙を返せよ」的な批判もありました。私も口では「プロレスラーの引退宣言は信用できない」と言っていましたが、本音は凄く嬉しかったです。
　ありがとう、橋本真也。もう貴方の勇姿を見ることはできないけど、橋本真也という偉大なプロレスラーがいたことは、しっかりと私の胸に留めておきます。
　ありがとう。

＊1：STO＝スペース・トルネード・オガワ。ぶっちゃけ派手な大外刈り。自分も一緒に体重を掛けて倒れ込むため、相手は受け身が取れず後頭部に直撃する。連発で喰らうとかなり危険。

追悼、橋本真也特集
破壊王・橋本真也さん死去…早すぎる４０歳(SANSPO.COM)
ぼう然、盟友・小川…目真っ赤「信じたくない」(SANSPO.COM)
唇噛みしめ蝶野…無念、三銃士永遠に解散(SANSPO.COM)
師匠・アントニオ猪木は絶句「何もかも非常に残念」(SANSPO.COM)
橋本真也さん急死　脳幹出血４０歳(スポーツ報知)
辻アナ　破壊王悼む(スポーツ報知)
　今月の23日に橋本真也追悼番組の放送が決定。
４０歳早過ぎる…破壊王・橋本真也さん急死(スポニチアネックス)
さらば破壊王…橋本真也さん追悼写真特集(スポニチアネックス)
プロレスラー橋本真也さん“急死”　突然の脳内出血「破壊王」無念(Sankei Web)
プロレスラーの橋本真也氏が死去(スポーツナビ)
橋本氏の訃報に高山絶句「一騎打ちしたかった」(スポーツナビ)
急逝した橋本氏にノアが弔鐘(スポーツナビ)
プロレスラー橋本真也さん急死(nikkansports.com)
破壊王・橋本急逝…夜に弁護士が会見(nikkansports.com)
小川は涙で「彼に会うまで信じない」(nikkansports.com)
坂口相談役目赤く「オレより先に…」(nikkansports.com)
橋本急逝に、馳衆院議員「信じられない」(nikkansports.com)
無念破壊王…写真で振り返る橋本の戦い(nikkansports.com)

橋本真也関連スレッド
【破壊王】橋本真也☆スレッドその23【永遠に】(プロレス＠2ch掲示板)
【追悼】橋本に最後の一ことを言うスレ2【破壊王】(プロレス＠2ch掲示板)
おまいらの思う橋本真也のベストバウト(プロレス＠2ch掲示板)
テレ朝は橋本の特別番組を２時間はやるべきだ(プロレス＠2ch掲示板)
どこのｽﾎﾟｰﾂ紙が一面で橋本死去を扱うか(プロレス＠2ch掲示板)
　7月12日付けのスポーツ新聞は全紙一面トップ。
古舘キャスター「橋本さんは殉職」(プロレス＠2ch掲示板)

　★今日の更新
　profileを更新。

　★『ハッピー☆マテリアル』オリコンウィークリーシングルチャート第3位確定おめ(ORICON STYLE)
　先日、橋本真也の突然の逝去に大ショックな一夜が明け、朝から憂鬱な一日を過ごしましたが、その一日の終わりに朗報が飛び込んできました。麻帆良学園中等部2-A（宮崎のどか、村上夏美、雪広あやか、四葉五月、Zazie Rainyday）『魔法先生ネギま! 6月度OPテーマ　ハッピー☆マテリアル』（AA）が、オリコンウィークリーのシングルチャートで初登場第3位の自己最上位記録を達成しました。売り上げ枚数は、前回に及ばず約3.9万枚ですが、とりあえず念願のトップ3入りなんだからそれはそれ、これはこれ。

　★某所で落としてきた『新日本プロレス 1996.04.29 高田延彦 vs 橋本真也 東京ドーム IWGPヘビー級選手権』を見ていたら、当時の興奮が甦ってきました。あの頃のプロレスは輝いていましたよ、少なくとも今よりは。
　そして、橋本の勇姿に涙が……｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
　正直、Uインターはあんまり好きじゃなかったのですが、高田は別格でした。あの頃の高田は強かったんですよ。ホント。

　★今日の更新
　『VIDEOGAME BATON SAGA』を更新。
　今日は、『トリックスター』というMMORPGのファンサイト繋がりが多かったです。というか、最初『ラグナロクオンライン』といまいち区別がつきませんでした（苦笑　随分キャラが派手だなあ、とは思ったけど。
　いやそれよりも、もうすぐ終わるかと思った『VIDEOGAME BATON SAGA』ですが、かなりのチェック洩れが見つかりました。
　長い旅が、再びふりだしに……＿|￣|●

　★横浜：三浦『鎮魂』完封！橋本さん見てくれましたか(SANSPO.COM)
　三浦がマウンドに上がる時に、橋本のテーマ『爆勝宣言』がいきなり流れてビックリしました。でも、三浦って確か……チーム2000……。

　★今日の『木曜洋画劇場』は、みんなのジャン・クロード・ヴァンダムが出演する『レプリカント』でした。「ダブルゼータヴァンダム！！」の予告CMが話題を呼び、ある意味超有名です。そんな映画を見ていたので、今週も『電車男』を見忘れました。後悔はしてません。
　でも『レプリカント』は、スーパーヴァンダミングアクション分が少し足りないような。

　★ライブドアblogのリニューアルがブロガーの間で物議を醸していますが、藤堂志摩子のAngel Heartsを移転させる予定はありません。だって移転って('A`)マンドクセ

　★今日の更新
　『VIDEOGAME BATON SAGA』を更新。

　★今日のweb拍手レス
＞16時 98年優勝時、三浦は蝶野と一緒にインタビュー受けてましたね・・・
　そうそう。どういうワケか、新日本の興行に黒い服とサングラスで蝶野と花道を入場してきたりとかね。というか、三浦は毎試合あのくらい気持ちのこもったピッチングをしてくれれば、もっと勝ち星は増えているはずなのに。