★『…うるさい。殺すわよ』と言われたい！　ライトノベルのツンなヒロイン万歳(まいじゃー推進委員会！)
　ちょっと！　ちょっと、ちょっと!!　『護樹騎士団物語』のビアン・ネメ・ミラボーをお忘れじゃないですか。彼女は夏見正隆（水月郁見）作品で初めての超本格ツンヒロインですよ。
　以下は、主人公のリジュー（エミュール）がビアンに試合を申し込まれるも敗れてしまうのですが、後にそれが手加減だったことがばれたシーン。

「当然だ。特にお前」
　少女は芝生の向こうから、僕の顔を指さした。
　え……？　僕……？
「お前」少女は蒼い瞳で僕を睨んだ。「今度私に手加減をしたら、蹴り殺してやる。エミュール・ヴィー・ディオデイト」
　それだけを言い捨てると、白銀の少女はまた背中を向けて、搭乗ブーツで芝をかき分けさっさと行ってしまう。
水月郁見著『護樹騎士団物語　4　熱闘！入団競技会』より

　次は、護樹騎士団入団競技会でリジューの実力を認め始めた頃のビアン。

「試技の順番がそなたの前と知り、ずいぶんと気合いを入れた。でも勝てなかった」
「え？」
　何だって。
　そこで初めて、少女は僕を見た。
　湖のような蒼い瞳。
「グリューネヴァルトに負けたら、蹴り殺すぞ」
「えっ……？」
　それだけ言うと、少女はきびすを返し、ブーツを床に鳴らして行ってしまう。白銀の背中。
　僕は言葉も出せず、見送る。
　け、蹴り殺すって……。
水月郁見著『護樹騎士団物語　4　熱闘！入団競技会』より

　その後、リジューは、とんでもないアクシデントに巻き込まれたビアンを助けます。リジューは護樹騎士団幼年学校新入生歓迎の晩餐会で、貴族のシュエット姫から踊りのパートナーに誘われるのですが、横から現れた青いドレスの令嬢に強引に踊りの相手をさせられます。

「あの。どちら様か分かりませんが、今私はこちらの──」
　だが、
「おい」
　小さな声で、金髪の姫はシュエットなどまるで無視して、僕をにらみつけるようにした。
（──？）
　誰だ。
　青いドレスの姫は、顔に全く似合わない粗野な口で言うと、白い手袋の手を僕に差し出した。
「わたしと、踊れ」
「──えっ」
「早くしないかっ」美貌に姫は、低い声でしかりつけるように促した。「こんな格好をしているだけで恥ずかしいだぞ。早くしろ」
「き、君……」
「踊るのか、踊らないのかっ」

　僕は、金髪の美貌の姫に半ば引きずれるように、フロアへ出た。
　その姫君がビアンであることに気づくまで、一〇秒もかかる始末だった。
「あの、ビアン」
「何だ」
　体をぎこちなく向き合わせながら、僕は言った。顔のすぐ前に、ビアンの睫毛がある。これだけ近づいてひっぱたかれないのは、初めてだった。
「あの──どうやるんだ」
「そっちからリードするんだろ」
「僕は、やったことがないんだ」
「何を」
「踊りだよ」
「じゃ、わたしに合わせろ。立っていればいい」
水月郁見著『護樹騎士団物語　5　界梯樹のひみつ』

　他にもビアンのツンエピソードはいっぱいあります（というかそれしかない）。数あるライトノベルでも、これほどデレ要素のないメインヒロインは、相当珍しいです。

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著：水月郁見『護樹騎士団物語　4　熱闘！入団競技会』

著：水月郁見『護樹騎士団物語　5　界梯樹のひみつ』

　★『奏光のストレイン』より　ラヴィニアの艦内全裸3周事件の真相(DivX Stage6)
　WOWOWの本気を見た非R-15アニメ『奏光のストレイン』の伝説回、「ラヴィニアの素敵な陰謀」における迷シーン。見られる内に是非見て、保存しておきましょう。

　★(MAD) [エスカフローネ］ 新白雪姫伝説エスカフローネ.avi(YouTube)
　『ESCAFLOWNE』＋『White Destiny（石田耀子）』

　★EUREKA SEVEN / THE UNSUNG WAR(YouTube)
　『交響詩編エウレカセブン』＋『ACE COMBAT5　The Unsung War』
　『エースコンバット』のトレーラームービーMAD。これは、すごく(・∀・)イイ!!　今回は、いつもの縮小サイズではなく、特別に通常サイズでご覧いただきます。

関連リンク
Ace combat Yukikaze(YouTube)
　『戦闘妖精雪風』＋『ACE COMBAT ZERO　THE BELKAN WAR』
Nanoha A's COMBAT ZERO(YouTube)
A's COMBAT ZERO(DivX Stage6)
　『魔法少女リリカルなのはA's』＋『ACE COMBAT ZERO　THE BELKAN WAR』
Starfox ZERO (improved)(YouTube)
　『スターフォックス アサルト』＋『ACE COMBAT ZERO　THE BELKAN WAR』

　★今日のweb拍手レス
＞23:57 EUREKA SEVEN / THE UNSUNG WAR　おお、これは素晴らしい！まるで映画予告
　映画予告とは上手いこと言うねえ。いただきました。

＞2:04 すて６の「code7」がイイっすよ。もう紹介済み？
　手元の保存してあるということは、多分紹介済みだと思います。

　★『マリア様がみてる　クリスクロス』について
　今作の後書きには、本編のある謎を解くヒントが書かれています。一応、「ネタバレになるので、これから本編を読む方はこの先危険です」と書いてありますが、もしあなたが普段後書きから先に読んでいるなら、今回は最後に読んだ方がいいです。
　それからもう一つ。前巻辺りから佳境に入った祐巳と瞳子の物語ですが、今日、読みながら頬の緩みを抑えるのにとても苦労しました。そして……そこで終わるのかっ!?

　★アニメ版『BLACK LAGOON』最終回について
　結末が原作と違うことは、サンデーGXのインタビュー（？）で読んでいたから覚悟していたけど、これは、非常に賛否の分かれる結末ですね。
　雪緒が自決したところは同じだったけど、そこまでの過程が全く違っていました。ヤクザの娘として美しく散っていった印象の原作に対して、アニメではヤクザになろうとしてあがいた彼女なりのダーティーさ全面に出ていた感じです。作品性を喩えるなら、原作が高倉健の出演している東映任侠映画だとすると、アニメは深作欣二の『仁義なき戦い』みたいな。原作があまりにも綺麗に終わったが故に、アニメは見終わった後にわだかまりが残りました。こうなることが、監督の狙いだったのでしょうか？
　ロックは、このエピソードを切っ掛けに、夕闇から夜の世界へほぼ完全に踏み込んだように思えました。あのエピローグは、その事を暗に示していたのでしょう。もうすっかり悪人の風格って感じ。

　★第５１回有馬記念(ＧＩ)枠順確定(JRAホームページ)
　ドリームパスポートは3枠3番。その隣に最大のライバル、ディープインパクト。非常にいい枠順を引いたのだから、後は鞍上を信じるのみです。

関連リンク
ルメール予言「ディープ倒すのはパスポート」…２４日有馬記念(スポーツ報知)
　ルメール様のお墨付きをいただきました。

　★2006年生まれの読み方トップは、男の子が「ハルト」くん、女の子が「ハルカ」ちゃん(明治安田生命)
　明治安田生命が毎年調べている子供の生まれ年別名前調査の2006年版が発表されました。
＞女の子の読み方は、昨年4位だった「ハルカ」ちゃんがトップに立ちました。
　准将おめでとうございます。そして、読み方2位は「ミユ」。