★近所に雷が落ちたらしくて停電、ブレーカーも落ちました。復旧するも、今度はエアコンの電源ランプが激しく点滅して、電源を入れても室外機が動かないトラブル発生。
よりもよって、このクソ暑い日にエアコンが動かないなんて……＿|￣|●
★池澤春菜さんの2008年上半期ベスト1は、アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ！』
今月の本の雑誌の特集で、2008年上半期ベスト1が発表されました。その中の「私のベスト1」に池澤春菜さんの寄稿があり、彼女の選んだ今年上半期ベスト1は、アルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ！』でした。
以下は、内容の一部を抜粋。
発売年は1956年、52年も前です。でもやっぱり、科学と夢が釣り合っちゃった現代より、夢だけ突出して輝いていた昔の方がSFは面白い。今のSFが面白くないと言っている訳じゃないですよ。でも「何が出来るか」より、「何が出来そうか」の方がワクワクするじゃないですか。
『虎よ、虎よ！』はそんなSFのワクワクをめいっぱいに詰め込んだ、豪華絢爛ワイドスクリーン・バロック。復讐、絶望、ジョウント効果と呼ばれるテレポーテーション能力に、巨万の富、美女に謎、放射能を浴びたマッドサイエンティスト、思考によって爆発する熱核爆発物……ほら、もうこれだけでお腹いっぱいでしょ？ 例えるなら、50年代のアメリカの食べ物広告。極彩色で描かれた食べ物は到底人間の食べ物と思えないけど、不思議と美しく蠱惑的。栄養とか、健康とか関係なく、どうしても食べてみたいと魂が震えるあの感じ。
モンテ・クリスト伯をモチーフにしたという骨組みも、ページのそこかしこ見られる非常に実験的な文字組も、最後に語られる哲学ばりの台詞も、全てが一見さんお断りと大書してあるお店のよう。でもその奥にこそ、究極の美味は隠されているわけで。
本の雑誌8月号より
kaienさんも激賞していた作品をこう書かれると、むくむく興味が湧いてくるワケですが。
＞「何が出来るか」より、「何が出来そうか」の方がワクワクするじゃないですか。
ああ、これ何となく判るなあ。昔のSFは、良い意味で何でもありなところがあって、発想が面白いんですよね。エドガー・ライス・バローズの『火星のプリンセス』やジェイムズ・H・シュミッツの『惑星カレスの魔女』、アン・マキャフリイの『パーンの竜騎士』『九星系連盟シリーズ』、比較的最近だとダン・シモンズの『ハイペリオン』とか。今のSF（特に日本人が書くSF）は、設定を理屈と理論でガッチリ固めた作品が多くて、そういうコアなSFもそれはそれで面白いけど、少々ツッコミどころがあるくらいの奇想天外さは、面白さのスパイスだと思うのよね。その点で突き抜けていた和製SFというと、古橋秀之さんの『ブラックロッド』しか思いつかないです。
関連リンク
ＳＦ史上屈指の傑作ここにあり。『虎よ、虎よ！』(Something Orange)
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著：アルフレッド・ベスター 訳：中田耕治『虎よ、虎よ！』
★『テレパシー少女 蘭』第4話のEDクレジットで事件の犯人が……な件
今週の『テレパシー少女 蘭』第4話から原作の「闇からのささやき」編に入ります。
ゴールデンウィークの旅行を計画していた蘭と翠と留衣は、不可思議な導きによって疾風村に纏わる伝説の謎を探ることになりました。蘭の父に疾風村の知り合いから依頼があったことから、一緒に行くことになった蘭と翠と留衣でしたが、駅に着くと霧に包まれ、3人は何者かに操られた村人に囲まれてしまいます。蘭の父の呼び声で難を逃れた蘭と翠と留衣は、迎えに着た父の知り合い滝沢の車に乗り、村の奥の村長宅へ向かうのでした。
この後も蘭たちは、謎の村人に襲われます。物語キーワードは、エマヒクサ、甘い香り、猿のサナエ、そして滝沢の奥さんの百合恵。何が事件のトリガーになっているのか、それを解く最大の鍵が、
エンディングクレジットにありました。
判ったかな？
追記
ちなみに、原作及びコミック版では、今回のエピソードにこんなシーンがあります。
どうせアニメではカットでしょうけどね。
追記の追記
アニメ版の翠を見ていると、『舞-HiME』のなつきを思い出す件。
109 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2008/07/12(土) 19:17:11 ID:hhyib6Xd
http://img.2chan.net/b/src/1215856398940.jpg
貼るぜ！
【テレパシー少女 蘭】名波翠はヤンデレｶﾜｲｲより
★今日のメルフォレス
＞ソート終了
＞つ か れ ま し た
＞ラスト・ビジョンとラストビジョンで2個入っているのでご報告。辛い選択2回もさせないでください。
すみません直しました。そして、お疲れ様でした。
他にも忍耐力を要するといったような感想をチラリと見ました。作った自分が、自分で試し、60％を超えた辺りから頭がクラクラしてきて、『怒首領蜂』の対緋蜂戦のような終わらない絶望感を味わった自分としては、してやったりです。
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