★宇宙かけオープニング完成しましたよ！(宇宙をかける少女)
　貼られている画像からOP絵コンテが透けて見えるけど……。

『宇宙をかける少女』OPスタッフ
絵コンテ：椛島洋介
演出：田辺泰裕
キャラクター作画監督：椛島洋介
メカ作画監督：山岸正和

　★『F1総集編』はF1ファンの良心でできている
　その年のF1が、どんなにつまらなくてカスみたいな中継だったシーズンでも、年末に放送する『F1総集編』で見ると何故か面白いです。『F1総集編』は、ただ今シーズンのレースを纏めて語っているのではなく、ドライバーやチームがその年のF1に賭けた人間ドラマを語っているから面白いんですよ。
　先日、フジテレビで深夜放送した『F1総集編 2008』を見て、最終戦でトヨタがやらかした致命的戦術ミスへの怒りが再び湧いてきたけど、窪田等さんのナレーションを聞いていたらと少し冷静になれました。これが窪田等マジック。数多くの名台詞を残している『F1総集編』ナレーションは、どちらかといえば城達也さんよりも、やはり窪田等さんの方が好きです（どちらも魅力あるけど）。あのナレーション台本を書いている構成作家は、この瞬間だけ今年一番良い仕事をしていると思います。
　ここ1、2年のF1は、上位チームのドライバーズポイントが拮抗していて面白いです。ポイントのルール改正のおかげもあるけど、やはり最終戦でチャンピオンが決まるというのは、それだけで退屈なシーズンにも面白みが出てくるというものです。でも、優勝回数でマッサが上なのにワールドチャンピオンはハミルトンなのは、憑いてないというか、何というか……。まあ、1勝でチャンピオンのケケ・ロズベルグよりはマシだけど。

　★原作厨の気持ちが判らない……でもない
　ご存じのように私は、2ちゃんねるのアニメ板及びアニメ2板を頻繁にチェックしていて、常々「原作厨うぜえ」や「原作厨自重しろ」とか書かないけど心で思っているワケです。事実、アニメ関連板では、原作を知っているというある種の優越感から、そのの違いをひけらかして安易なネタバレを書いたり、違いを改悪と決めつけて文句を垂れたり、本当に空気を読まないラウド・マイノリティな人たちなのです。もちろんアニメ板では、そういう人たちを隔離するために、ほぼ必ずアンチスレやネタバレスレを用意しています。でも、たまに本スレまで出張してくるアホがいるワケですよ。
　そうやって原作厨を唾棄している私ですが、アニメ版『マリア様がみてる』だけは別。これだけは、原作に対する思い入れが激しいので、意味不明な改変をされると大変に困惑します。というか、ありえない。アニメだけのオリジナルストーリーや新キャラは、あればそれで楽しみだけど、そのために本来のストーリーが圧迫されるようなことがあると本末転倒なんです。その点で今まで放送及びOVA化されたアニメ版『マリア様がみてる』は、尺の都合でカットされた部分があったり、「長き夜の」の話が山百合会ファミリー全員集合になっていたくらいで、大きな改変もなく非常に幸いでした。
　もっとも、アニメ版『マリア様がみてる』は、キャスティングの妙に結構ウェートを占めていたし、好きなエピソードである「いばらの森」と「白き花びら」を割と丁寧に創っていたから、全てOKという気持ちになれました。故に、来年放送する『マリア様がみてる』第4シーズンも内容に関して全く不安感がありません。あえて言うなら、原作のどこまでをアニメにするか判らないところ。切りの良いのは『薔薇の花かんむり』までだけど、それより前に終わると祐巳と瞳子の関係が悶々としたままアニメ最終回ということになりかねません。まあ、『アリソンとリリア』みたいな駆け足展開になっちゃうことに比べれば、途中で終わった方が潔いですが、アニメだけ見ていた人は、ちょっとした“レイニー止め”状態かも。

追記
　“レイニー止め”の意味が判らない人は、とりあえず原作を10巻まで読んで。

関連リンク
あまりにも被害が大きい害虫は速やかに駆除されるべきである(がるの健忘録)

　★一口読書感想　水月郁見著『イグドラジル -界梯樹-』
著：水月郁見『イグドラジル -界梯樹-』

　恋愛映画のフォーマットというのがあるそうで、作者曰く、「主人公の男女が街のどこかで偶然に出会い、恋におちて、いったんは幸せそうに盛り上がったところでどちらか片方が病気になって死ぬ」のだそうです。いわゆる“セカチューパターン”ですが、このフォーマットは、どちらかというと映画よりケータイ小説のフォーマットな気がします。それはさておき、この恋愛映画のフォーマットにおける運命の出会いから恋人になるまでの間が一瞬であることに対するアンチテーゼが、この『イグドラジル -界梯樹-』です。
　主人公の弓削稜は、学校で藍羽真珠と運命的な出会いをしてから、好意を寄せているものの最後までまともに会話できていません。むしろ殴られたりとかしています。想いをなかなか伝えられない悶々とした男子高校生を丁寧に描いている青春小説……のはずでしたが、真珠の出生の秘密が明らかにされ、彼女のデビューコンサート会場を謎の巨大ロボットに壊滅させられ、日本の軍隊（国連海軍）と戦闘機乗りは相変わらず不遇な扱いで、ラストでものすごい“レイニー止め”を喰らわす辺りが、いつもの水月郁見作品でした。
　私は、水月郁見（及び夏見正隆）作品をほぼチェックしているので慣れっこですが、GA文庫で初めて彼の作品に接した人は、あのラストに面食らったと思います。初めて読んだ人は、とりあえず2巻くらいまではついてきて欲しいです。

　★池澤春菜さんが「本の雑誌」でコラム連載を開始するも、雑誌は来年休刊の危機
　池澤春菜さんが「本の雑誌」にコラム連載を開始しました。連載1回目というせいなのか、内容の2/3は自己紹介で終わってしまい、ほんの少しオススメ本を紹介しただけですが、春菜さんの活字中毒ぶり、というか活字ダメ人間ぶりが伺えます。アレですよ、よく社会人が本を読まない理由に、「時間がないから」と言うけど、活字中毒の人は、読書する隙間の時間を自分でちゃんと作るんですよね。ちなみに今回紹介した本は、ダン・シモンズの『ハイペリオン』。あっ、単行本の方ね。
　しかし、肝心の「本の雑誌」が、来年早々に休刊危機にあります。ほぼ一線を退いた“名目上の編集長”椎名誠さんのコラムで、発行している本の雑誌社が経営危機にあり、ここに来て急遽編集長として出張ってきたそうです。コラムの内容も、コレで最後かもしれないとばかりに、「本の雑誌」の創刊から今に至るまでの思い出話でした。巻末の“実質的編集長”浜本茂さんのコメントでは、来年の2月号は出るけどその先は保証できない状態であることを示唆していました。
　「本の雑誌」は、本を紹介・批評する雑誌のパイオニアです。今でこそ「ダ・ヴィンチ」という雑誌がありますけど、読書家の読書家による読書家のための雑誌として長らく君臨していました。春菜さんコラムは読みたいから連載2回目で終了なんて勘弁して欲しいですが、経営が厳しい状況はそう簡単にどうにもなりません。何とかならないものか……。

関連Amazonリンク
雑誌『本の雑誌　1月号』

　★『ドルアーガの塔』のクーパが、ロリ従者から先生メガネにクラスチェンジ

209 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2008/12/18(木) 18:16:48 ID:55KIPiLU
兄者目つき悪いですよ
ttp://upload.jpn.ph/upload/img/u31158.jpg


210 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2008/12/18(木) 19:25:26 ID:nCZ/IoHo
>>209
ク、クーパ･･･？

212 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2008/12/18(木) 20:05:08 ID:VBfmBhPs
>>209
お、俺のクーパが…
一体どうなっとるんだ

216 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2008/12/19(金) 00:10:58 ID:vahJEDdC
クーパァァァァァァッァァ
ttp://upload.jpn.ph/upload/img/u31158.jpg
ttp://ranobe.com/up/src/up325365.jpg


217 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2008/12/19(金) 01:09:14 ID:3AyT3AlX
メルトともども出世して、何らかの地位について正装しているのだろう
きっと冒険に出るときは、かつての旅装束（なのか？　あのゴスロリは）に戻ってくれるさ

218 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2008/12/19(金) 01:20:09 ID:vahJEDdC
ファティナはいい感じなんだけどなぁ

219 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。 投稿日：2008/12/19(金) 02:59:54 ID:Do4fk0bG
しかしメルトだけパチモンみたいな絵柄だな
ドルアーガの塔　ニーバと愉快な仲間達 3階より

　化粧気のない幼さが魅力のクーパでしたが、髪をアップにして、メガネをかけて、うっすらとルージュまで引いちゃって大人の雰囲気を醸し出してますよ。コレはコレで魅力的、むしろ私的にはストライクゾーンだけど、あの穀潰しのメルトとの間に、いったい何が？

　★やっぱりユニクロの存在は偉大
　今日は、久しぶりにユニクロでお買い物を相変わらず手ごろな価格でデザイン性も高く良質だから、フリースだけ買う予定が、いつの間にか買い物かごからはみ出すほど服入れちゃってかなりヤバイわ。おそろしいよ、ユニクロ。
　そういえば、ユニクロで週刊少年サンデーと週刊少年マガジンのコラボTシャツを発売してすぐ買ったけど、結局今年の夏は着なかったなあ。

　★Twitterを始めました
　最近、アクセス解析を見るとTwitterからのアクセスが少し増えてきたので、これを機会にユーザー登録しました。もっとも、登録しただけで、まだ何も書いていないんですが。

　★『宇宙をかける少女』のキャラがねんどろいどになる……らしい

985 名前：ななし製作委員会 投稿日：2008/12/20(土) 23:27:26 ID:MCC6LGWc
ねんどろいどスレから
http://b.pic.to/uhxly?r=1

メイドロイド…？

988 名前：ななし製作委員会 投稿日：2008/12/20(土) 23:49:14 ID:xdFgAI5p
>>985
だれだよこれ
【サンライズ】宇宙をかける少女 その2【1月START】より

　メイドロイドって何だよ!?　このメイドのキャラクターが『宇宙をかける少女』に出てくるらしいけど、秋葉たちメインキャラクターを差し置いてフィギュア化するんだから“さぞかし”重要なキャラクターなんだろうね？
　というか、どうせねんどろいどにするんだったら、『舞-HiME』や『舞-乙HiME』のキャラを先に（ry

　★一口読書感想　貴子潤一郎著『灼熱のエスクード　3　I WILL CATCH U』
　今年のライトノベル部門のトップ3は、林亮介さんの『迷宮街クロニクル　1　生還まで何マイル？』だと思っていたけど、今年最後の傑作来ました。

　現世と異界を繋ぐゲートの鍵、レディ・キィに選ばれたレイニーは、人知れずバチカンの地下に囚われの身となりました。レイニーの処遇に納得のいかない深津薫は執拗に問いつめるも、契約を終えていない使徒を匿いエスクード内に入れていたとして逆に尋問を受けていました。その後、薫はエスクードのトップであるローマ教皇から、ゲートを閉じるためにレイニーをブラディミールの剣で殺せと告げられます。レイニーの生き様をつぶさに見てきた薫は当然逆らいますが、エスクードの権限を剥奪された上に抵抗虚しく再び囚われてしまうのです。
　一方封印を解かれた上位魔族、“真紅の貴婦人（レディ・ルージュ）”アロマは、自らの僕を呼び戻し、モン・サン・ミッシェルの主となっていました。魔族の中でも生殖能力を有する数少ない存在、“高貴なる血（ブルー・ブラッド）”を持つアロマは、同じ存在の上位魔族アルフェルムを呼び出して彼を陵辱します。その間も、アロマの部下たちは、暴虐の限りを尽くして、まず魔術の中心都市であるイギリスを制圧し、次に対魔機関を持つ国の制圧を目指していました。
　バチカンの地下牢に閉じこめられたレイニーは、その気になれば脱出できるにも拘わらず、やらずにただじっと座っていました。レディ・キィに選ばれ、いずれ殺される存在であことが嫌というほど判っているからこそ、彼女の心に残るのは空虚な虚しさだけ。鍵の番人として戦い続けることに疲れてしまった、と呟くレイニーは、彼女の生きた一千年前に思いを馳せます。レイニーが、まだ貴族の娘として青春を謳歌し、妹のフラウや家族と幸せ暮らしていたあの頃に。だがそれは、彼女が、深い絶望と孤独を味わう一千年間の始まりでした。

　最終巻のひとつ前、言ってみれば完結編上巻というべき今作は、まさに怒濤の勢いで物語が動いていきます。人類に勝ち目はあるのかと問いつめたいほどの絶望的な展開。今まで、上位魔族アルフェルムですら難儀していたエスクードや魔術師のに、更に上をゆく存在であるアルマが、本気で世界を潰しにかかっています。“男色家”のアルフェルムが、アルマの夜の相手を無理矢理させられ、なんとも惨めな姿に。ホントね、このままだとただの負け犬ですよ。アルフェルムの復権は、何かを託された使徒の薫の兄、真澄にかかっています。
　本来短編を含めた全7巻で終わる予定だった『エスクード』シリーズを、あえてレイニーの過去にスポットを当てた中編を挟んだのは、ここに来て大変なファインプレーでした。レイニーが如何にしてグランマスターの使途になり、そこに至るまで絶望と地獄をくぐり抜けてきたのか。彼女の一千年間の始まりをしっかりと読まなかったら、深津薫の一世一代の決断が薄っぺらいものになっていたし、いずれ背負うであろう“一千年の重さ”が胸にグッと来ることもなかったでしょう。思えば、物語が始まった頃の薫はヘタレ主人公だったというのに……男の子は恋をすると強くなるんですね。好きな女のために男前免許皆伝に成長した薫の勇姿を見よ。
　丸々一冊使って引っ張りに引っ張ったので、最終巻が非常に楽しみです。

追記
　もし、『灼熱のエスクード』から本シリーズを読み始めた人は、是非とも『煉獄のエスクード』から読んでいただきたいです。そうすれば、ここに至るまでの深津薫の成長と決意の程が、より感じていただけると思います。

関連Amazonリンク
著：貴子潤一郎『煉獄のエスクード　1　 RAINY DAY＆DAY』

著：貴子潤一郎『灼熱のエスクード　3　I WILL CATCH U』