『2008年の十大ニュースとマイベストアニメ』
★2008年の十大ニュース
大井の第54回東京大賞典も終わったんで、今年の十大ニュースを決めます。
- 阪神タイガース、13.5ゲーム差からの歴史的V逸
- 何というか、もうありえないものを見たという感じ。来年は、こんなことがないようにチームの地力の強化をお願いしたいです。
- 星野ジャパン、北京五輪でメダル取れず
- 初戦のキューバ戦からちぐはぐな感じがして、纏まりがないというか、正直どうにも勝てる感じがしませんでした。
- 中日・山本昌200勝達成
- 今年のプロ野球の中で、正直、金本兄貴の2000安打達成よりも景気の良い話でした。名古屋のラジコン天国名古屋店で、これを記念して「山本昌選手200勝おめでとう記念レース」が開催されるので、ファンの方は参加してみてはいかがでしょうか。
- ENEOS田沢投手が日本球界を拒否してメジャー入り
- 田沢投手に対する制裁措置は、NPBの懐の狭さを感じずにいられない出来事でした。というか、この制裁措置は、結果として自分たちの首を絞めていると思います。メジャーでそこそこ結果を残してFA権を取得しても、日本の12球団は獲得に動けないワケだからね。メジャーで先にそこそこ活躍した日本人は、「いつでもウェルカムよ」と言わんばかりに逆輸入して、最終的に日本球界に骨を埋めてもらうくらいの懐の広さを見せて欲しかったです。田沢投手には、こんな日本球界なんて見限ってメジャーで頑張っていただきたいです。
- 歴史的名勝負、第138回天皇賞を制したのはウオッカ
- 今年の天皇賞・秋は、11年の競馬人生の中で、最もしびれたレースでした。これだから競馬は面白いです。
- カネヒキリ奇跡の復活、ジャパンカップダートに続いて東京大賞典も制覇
- 屈腱炎というと、競走馬にとって致命的な職業病であり、治療が長期に渡る上に再発率も高く、完治しても全盛期の能力を望めませんでした。故に、有力な馬は屈腱炎を発症すると即引退するケースが多く、フジキセキやアグネスタキオンなど3歳で早々引退して種牡馬しました。カネヒキリはダートで結果を残した馬だけに、種牡馬価値も低く現役続行され、臀部の脂肪細胞を右前脚の腱に移植する手術をしました。これが成功しての大復活。日本の医療技術の向上やルメール騎手の好騎乗もあるけど、ここは馬を誉めてあげたいです。ちなみに、同じ手術で復帰したフラムドパシオンが、先日の冬至ステークスに出走するもレース中に故障を発生し、右前浅屈腱不全断裂してしまいました。順調な復帰戦を続けていたのに、ああ……。
- 三浦皇成騎手が新人勝利数記録を塗り替え“天才”武豊超え
- 武豊騎手を筆頭に、安藤勝騎手、内田博騎手など、ベテランがまだまだ頑張っている故に、下からあまり出てこなかったけど、やっと次世代を担う若手が出てきました。
- 世界的不況の影響はF1界にも、ホンダのF1撤退
- アメリカの不始末を全世界で支払うハメになった結果の一つであり、今年一番ショックだったニュースです。F1だけではなくスポーツに出資している企業が、下半期に入ってつれどんどん撤退しています。悲しいことです。
- 『かんなぎ』非処女騒動と連載の無期限休止
- 何でナギ様に彼氏がいたことで、こんな騒ぎになるのか全く理解できなかったです。
- 秋葉原の通り魔殺傷事件
- これは、ある種の自爆テロだね。ただ違うのは、そこに思想的なものが全くないということ。
★2008年のマイベストアニメ
- 『true tears』
- 結構真面目に三角関係のラブストーリーを描いていて好印象だったにも拘わらず、DVDの売り上げは壊滅的だった可哀想なアニメでした。同時に、良質なアニメが売れないという悲しい現実も知りました。
- 『紅』
- 丁寧な日常描写は、アニメファン“だけ”唸らせました。そして、私はこの作品で、原作厨とは絶対に仲良くなれないと確信しました。
- 『ケメコデラックス!』
- 久しぶりにアニメを見て原作コミックまで買ってしまいました。水島努監督のギャグが冴えていたけど、二期は……絶望的な状況。
- 『コードギアス 反逆のルルーシュR2』
- 毎回がクライマックス、と言って良いくらい矢継ぎ早に話が展開していくジェットコースターノワールアニメ。ギアスの力を持ったが故の栄光と悲劇を誠実に描いた傑作でした。ルルーシュの最期に……。・゚・(ノД`)・゚・。
- 『舞-乙HiME 0 〜S.ifr〜』
- 『舞-HiME』シリーズのキャラクターデザイン兼総作画監督の久行宏和さんの初監督作品。キレのあるアクション重視のアニメで、ストーリー的にはアレだけど、見ていて楽しいアニメでした。
今日の読了(Amazonリンク)
著:手塚一郎
『小説 ファイナルファンタジーIV 下巻』
昨日の読了(Amazonリンク)
著:手塚一郎
『小説 ファイナルファンタジーIV 上巻』
『2008年のマイベストアニメとコミック』
★2008年のマイベストノベル
- 鴨志田一『神無き世界の英雄伝』シリーズ
- 電撃文庫で珍しく正統派スペースオペラだったのに、第3巻で実質的な打ち切り……_| ̄|●
- 川口士『ライタークロイス』シリーズ
- 田舎から出た槍使いカインが騎士になるまでを描いた成り上がりファンタジーシリーズ。ヒロインのファリアとイングリドのカインに対する恋模様が非常に面白い秀作だったのに、何となく含みを残したまま第5巻で終わったしまいました。カインの恋愛に決着をつけたのは最大限評価したいけど、もっと脇役を上手く使えばもっと面白い作品になったに違いないです。
- ウェン・スペンサー『ようこそ女たちの王国へ』
- 男女比1:9という特異な世界で、一人の男性を巡る策謀と戦いを描いたSF。男性の社会的地位が低くなる代わりに子種としての価値が上がり、成人すると高値で売買されるという、文章にすると酷い設定。しかし、それ故に男性は女性から非常に愛されている(というか保護されている)世界で、設定のアイディアが面白かったです。
- 林亮介『迷宮街クロニクル 1 生還まで何マイル?』
- 21世紀における『ウィザードリィ』小説の傑作。この緊張感と殺伐感が『ウィザードリィ』ですよ。
- 貴子潤一郎『灼熱のエスクード 3 I WILL CATCH U』
- 絶望せよ、と言わんばかりの展開。今まで主人公らしくない主人公だった深津薫が、このエピソードで一皮剥けました。いろんな意味で。
- 今野緒雪『マリア様がみてる ハローグッバイ』
- 祐巳と祥子さまの物語は終わったけど、『マリア様がみてる』は永遠さ。
★2008年のマイベストコミック
- 佐野妙『Smileすいーつ 1』
- シスコンとまではいかない美しい姉妹愛を感じさせる4コマ。姉妹愛だと邪武丸さんの『える・えるシスター』もそうなんだけど、こちらは暖かさがあって読んでいて心地よいんです。
- FLIPFLOPs『世界樹の迷宮II〜六花の少女〜』
- 元々のゲームのキャラクターデザインを上手く活かしたしたコミック版。ゲームそのものにそれほどストーリー性がないから、FLIPFLOPsさんの作風の良いところを上手く引き出せていて良いです。
- 里好『うぃずりず 3』
- 見た目以上に中身が日本人のリズ。アメリカからの転校生イズ。中身が色々黒い黒杉。元気だけが取り柄のひのき。この4人の元気な小学生ライフを描いた4コマの第3巻。でも、このマンガの隠れた魅力は、そこはかとなく感じる下町ノスタルジーなのです。
- 稲城あさね『四季おりおりっ! 1』
- 萌えの皮を被ったファミリー4コマ。実は、似ている作品で「まんがタイムきらら」に連載されていた真未たつやさんの『相沢家のえとせとら』があって大変気に入ってたのだけど急に終わってしまって、その後継(と勝手に思っている)にあたる作品として注目しています。おっとりしたキャラなのに元ヤンの春菜お姉ちゃんが好きです。もう一つ注目点として、最初のエピソードから段々と絵柄が変わっていくところ。
- 本そういち『ガンパパ島の零戦少女 2』
- 本そういちさんが本気で描いた萌えミリタリーマンガ。単に可愛い女の子が戦闘機の乗るだけの凡百なマンガではなく、メカニカルな部分にちゃんと手を抜かなかったところが素晴らしいです。
★それでは、良い年を迎えてください。
200812-31 NEWS
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