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200011-12

 16歳の誕生日。
 その日に見た夢は、とても不思議な感じがした。
 森の中を歩いていると突然崖が見え、突端に行くと声が聞こえた。
 自分に何かを語りかけている。質問のようだ。
 とりあえず自分の名前、ラケシスと答え、他いくつかの問答に答えた。
 次に見えたのは洞窟。分かれ道の多い洞窟をさまよっていると岩に挟まれた女性を発見した。
 割と大きな岩だったので無理かと思ったが、動かそうとしてみると不思議と軽い。助けてもたった女性は、礼を言うと洞窟を去っていった。
 洞窟の出口を出たら先ほどまでいた崖の突端に出た。
 また、声が聞こえ「あなたは正直者です」といい、その後次々自分の性格を言い当てた。
 声が聞こえなくなると周囲は暗闇に包まれた。
 朝、母親に起こされ目が覚め、今日が城に行く日だと教えてくれた。
 父にアリアハンの勇者オルテガを持つラケシスは、子供の頃から勇者になるべく訓練を受けていた。剣、魔法など冒険に必要な技術、知識は訓練所で習得済みである。
 おかげで普通の若い女の子とは違う少女時代であったが、あまり後悔はしていない。なぜなら、男の子にはそれなりにモテたからだ。
 もっとも母は、男の子ように育ったことを多少後悔しているようだが。
 母に連れられ訪れたところはアリアハンの城。この国を統べる国王の居城である。
 城内にはラケシスのみが入ることを許されているらしく、母は来なかった。
 謁見の間に入り一番奥の玉座に座る国王の前で片膝を着く。国王から世界の危機とその元凶が大魔王バラモスの仕業と聞き、必ず倒してごらんに見せますと熱意を語った。
 その支度金として50ゴールド頂いたが「チッ」と舌打ちしなかったのは、国王の手前さすがに理性が働いたからだ。本音は、もっとくれないの? と言いたかった。
 とりあえず、城を出て冒険者の集まるルイーダの酒場へ行った。
 酒場にはすでに仲間が待機してた。さも、ラケシスが今日冒険に行くのがわかっていたと言わんばかりだ。
 訓練所の同期で戦士ホリン、先輩の魔術師レヴィン、数少ない普通に女の子の友達の僧侶(シスター)テルテュである。
 今日はとりあえず、それぞれの装備を町で調え帰宅した。
 明日から本格的な冒険開始。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『盗賊の鍵』が勝利の鍵だ!

200011-13

 今日のドラクエIII……はあまりプレーしていない。
 とりあえず、アリアハンの城周辺で経験値稼ぎ。
 レヴィンが、原作よろしくお調子者らしく魔法を覚えるのがちょっと遅い。
 本来レベル5で覚えるヒャドを6になってから覚えた。
 全く、お前はいつか賢者にするんだからしっかり頼むよ。
 後、お戯れに盗賊のデューを登録した。
 性格は、お節介。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『ナジミの塔』が勝利の鍵だ!

200011-14

 岬の洞窟からナジミの塔に入り、おじいさんから盗賊の鍵を入手。
 まんべんなくレベルアップした後なので、楽勝。
 もはや、アリアハンに敵はいない。
 また、商人がいると識別ができるらしいので急遽登録。名前はエスリン、性格が見栄っ張り。
 ついでにすばしっこい武闘家のキュアン、お嬢様遊び人のシルビアも登録した。
 これで初期職業は、すべて登録したことになる。だからといってすぐ使うわけではないが……
 経験値稼ぎをしつつテーベの村で魔法の玉を入手し、誘いの洞窟から旅の扉を抜け新天地へ。
 ロマリア城の闘技場で、500ゴールドほど博打に興じるが外れる。
 失意のままロマリア王と謁見。
 ロマリア城及びカザーブ村周辺で経験値とゴールド稼ぎ。
 その途中でSFC版ドラクエIIIだけのイベント、すごろく場を発見するが、立ち寄っただけでやらなかった。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『鋼の剣』が勝利の鍵だ!

200011-15

 先日行かなかったすごろく場に行く。それほどマスが多くないので、「楽勝じゃん」と思っていたが、甘かった。
 3回チャンスがあり鋼の剣*2、鉄の盾*2を入手したが、一度としてゴールにたどり着けたことはなかった。
 その後、ロマリア王から頼まれた金の冠を取り戻すべくシャンパーニの塔へ。
 待ちかまえるのは、大盗賊カンダダとその子分。金の冠を盗んだのも彼らだ。
 塔から逃げ出すカンダタ達を、4Fで捕らえ戦闘開始。
 レヴィンがスクルト、テルテュがピオリムを唱え、ホリンとラケシスが攻撃。
 カンダタ達を倒し、金の冠を取り戻すとちょっと経験値を稼いだ後ロマリア城に戻った。
 王は、その褒美として王の座を譲ると言いだし断るが、何度も何度も頼むので渋々これを受ける。
 よってここに、新ロマリア女王ラケシスが誕生した。
 といっても特にやることが無く、城下をぶらぶらしていたら闘技場で前ロマリア王を発見。
 王の座を替わってくれといいだした理由が、博打をやりたかったからと聞き呆れる。
 結局、王の座を返上し元の冒険者に戻った。
 カザーブの村を北上し、ノアニールの村に着いたラケシス達が見たのは、ところかまわず眠ってしまっている村人だった。
 原因は、ノアニールの村の男とエルフの隠れ里の娘が駆け落ちしてしまい、そのまま行方不明になったことが、エルフの女王の逆鱗に触れたのだ。
 誤解をはらすために、ノアニール西の洞窟で夢見るルビーを入手し、そして、行方不明の真相を知った。
 2人は愛し合っていたが、周りがその関係を許さなかった。元々エルフという種族は、外界との接触を極力避けた閉鎖的な世界である。このままでは一緒に暮らすことができない、そう感じた2人が唯一一緒にいられるところに選んだのが、天国。ノアニール西の洞窟の泉に2人で身を投げたのだった。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『ピラミッド』が勝利の鍵だ!

200011-17

 夢見るルビーを手に入れ、エルフの隠れ里に戻ったラケシス達は、エルフの女王に訳を話し目覚めの粉を手に入れた。
 早速ノアニールに行き目覚めの粉を使うと、村人達が次々目を覚ました。
 この後、彼女らはアッサラームへ向かう。
 そこのボッタクリ商店に危うくだまされそうになった。攻略本に感謝。
 このまま、砂漠のオアシス『イシス』へ。
 途中、2カ所目のすごろく場を発見し当然チャレンジ。3回の挑戦でゴール。
 イシスに到着し女王と謁見後、周辺で経験値稼ぎ。
 イシス南の祠で魔法の鍵の情報を入手後、ピラミッドに挑む。
 宝箱はたくさんあるが、大半が空箱か人食い箱の罠。
 3Fの石の扉を開けるためのヒントは、「東の西、西の東。西の西、東の東」。
 魔法の鍵を入手し、他の宝箱を全て開けた後に最大の謎が。
 黄金の爪が、どこにあるかわからん。
 確か、朧気な記憶にピラミッドに地下にあるような気がするのだが……。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『黒こしょう』が勝利の鍵だ!

200011-18

 ピラミッドB1の左上に隠し階段を発見、降りたところの奥に探していた黄金の爪があった。
 場所を教えてくれた「2ちゃんねるFF・ドラクエ板」のみなさまに感謝。
 入手したが、呪いによって異常なまでのエンカウントに悩まされる。半歩歩くだけで、敵に遭遇するのは勘弁して欲しい。
 ルーラを使い、今まで開けられなかった扉を魔法の鍵で開けに行く。
 その後、ロマリア西の祠から船を手に入れるためポルトガへ。ポルトガ王から、黒胡椒を持ってきたら船を譲ると約束。
 アッサラーム西のノルドの洞窟にいる、ホビットあての手紙を貰う。
 早速洞窟に行き、手紙を見せるとバハラタ行きの通路を開けてくれた。
 バハラタに着いて黒胡椒を買おうとしたが、店主の娘が誘拐されてしまって商売にならない。店主の娘には婚約者がいるが、その彼まで助けに行ったまま帰ってこない始末。
 誘拐犯は、バハラタ東の洞窟に潜伏していた。
 B2、2人を助け町に帰ろうとした一行を阻んだのは、あのへっぽこ盗賊ガンダタ一味だった。
 完膚無きまでに叩きのめし、泣いて謝るので許してやることにした。
 町に帰りと黒胡椒屋に例の婚約者がいた。聞いたところ、店を継いだのだそうだ。助けて貰ったお礼に黒胡椒をタダで貰う。
 このまま、ポルトガに行っても良かったが、ダーマの神殿で転職してから行くことにする。当然、レヴィンを賢者にするのが目的である。
 経験値稼ぎついでに、ムオルの村へ寄り道する。かつてラケシスの父オルデガが立ち寄った村で、その村では何故か違う名前で呼ばれていた。
 というか、あんなマッチョな父と自称"美少女"のラケシスを見間違えるとは何事か。でも、形見の兜を譲って貰ったので許す。
 寄り道の後、ダーマの神殿北にあるガルナの塔へ。
 肝腎の賢者になるためには、悟りの書が必要である。ガルナの塔の試練を乗り越えた者のみに、悟りの書は与えられるのだ。
 が、折角手に入れた悟りの書よりも、数多く出てくるメタルスライムの方が魅力的だ。
 ガルナの塔の試練を乗り越え、ダーマの神殿に戻ったラケシス達は、その力の恩恵を受ける。
 クラスチェンジし、賢者レヴィンが誕生した。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『草薙の剣』が勝利の鍵だ!

200011-18

 賢者レヴィンをレベルアップさせるため、再びガルナの塔へ。
 程良く上がったところでポルトガに行き、王に黒胡椒を渡して船を入手。
 初めての船、大海原の先にグランドラインが。
 世は正に、大海賊時代!
 閑話休題。船で南下し、ポルトガ南の祠で聞いたテドンの村へ向かった。
 テドンの村は、バラモスの侵攻を真っ先に受け、既に廃墟と化していた。
 その廃墟も、夜になると様相は一転する。さも生きているかのように往来する人々。彼らは、死して天に召されることなく、この地に居着いてしまったのだ。
 次に船で訪れたのは、地球のへそを側に置く神殿都市ランシール。奥に巨大な神殿を持つが、今はまだ入ることができない。
 町で消え去り草を購入し、南西に進路を取りエジンバラへ。
 が、エジンバラの門番が、ラケシス達をなかなか城内に入れてくれない。
 そこで、先ほど購入した消え去り草を使い中に侵入。王との謁見に成功し、地下に先々代の王が隠した宝があることを教えてもらう。
 地下にある宝を手に入れるには、3つの石を所定の場所に収めなければ道が開けない様になっている。一種の倉庫番型パズルである。
 これをあっさりクリアーし、お宝『乾きの壺』を入手。
 しかし、会う人会う人に田舎者扱いされるのは気分が良くない。
 エジンバラから西へ向かい、インディアン(正確にはネイティブアメリカン)の村スーに到着。
 村の人によれば、乾きの壺は元々スーの村にあった物で、エジンバラから来た貴族や兵士達が勝手に持っていってしまったのだそうだ。
 また、スーの村の西にあるアープの塔に山彦の笛があると教えてもらう。この笛をオーブのあるところで吹くと音が帰って来るという。でも、まだ行かない。
 他にも、しゃべる馬エドから西の海にある浅瀬で乾きの壺を使うことや、東の海岸にある小さな草原ある町の事を教えてもらった。
 その情報の中から、まず最初に小さな草原の町へ向かう。
 が、そんな町はない。正確には、まだできていなかった。
 町を作りたいと1人でスーの村を出ていったが、商人がいなければ町が発展するわけがないのだ。
 小さな小屋にポツンといる男が、商人を紹介して欲しいと願い出た。
 商人、1人だけ思い当たる。見栄っ張りのエスリンだ。
 どうせあまり使わないし、早速連れてくる。
 エスリンは、このまま置き去り……もとい、この地に残しこれから誕生する町の発展に尽力を注いでもらうことにした。
 さよなら、エスリン。キュアンと別れても元気でな。
 さて、エスリンと別れ、船を北上させて氷原の地グリンラッドに着いた。
 ここにいるおじいさんは、かつて大魔導士と呼ばれていたが、今は見る影もない。
 変化の杖を欲しがっているが、持っていないので渡しようがなかった。
 グリンラッドを出て、海を南西に向かったところに小さな浅瀬がある。しゃべる馬エドが言っていた、乾きの壺を使う場所だ。
 早速使ってみると、浅瀬が消え祠が出現した。中に入り、中央にある宝箱をから最後の鍵を入手。最後の鍵は、この地上にある全ての鍵を開けることができる。
 冒険の幅が、さらに広がったというものだ。
 鍵を手に船に戻ったとたん、祠は再び海の中に沈み元の浅瀬に戻った。どうやら、時間限定のようだ。
 ムオルの村の近くにある海峡を通り、南下して黄金の国ジパングに着いた。
 女王卑弥呼が統治する、世界とは国交をあまり持たない小国だ。
 故に、伝説や噂だけが飛び火し、いつしか黄金の国と呼ばれ、ある意味独自の文化を歩んできたと言っていい。
 そのジパングは、ある悩みを抱えていた。
 すぐ側の洞窟に住み着いたドラゴン、ヤマタノオロチの襲撃を受けているのである。
 卑弥呼は、定期的に若い娘を生け贄に捧げることで、ヤマタノオロチの怒りを静める事にした。
 そんな折りにある村人の娘、弥生が生け贄に選ばれてしまった。
 そこで弥生の恋人は、彼女を倉の地下にある壺の中に隠し難を逃れようとした。が、運悪く、ある意味運良くラケシスが見つけてしまった。
 とりあえず、その事は黙っておいて女王卑弥呼と接見。やんわりと出て行けと言われる。
 何とか弥生を助けてあげるために、ラケシス達はヤマタノオロチの棲む洞窟へ。
 奥深く、生け贄を捧げたであろう祭壇を横目に溶岩の流れる橋を渡り、目の前に見えるは5つ首のドラゴン、ヤマタノオロチ。
 絶大なる攻撃力でラケシス達を苦しめる。
 ヒャダルコなどの攻撃呪文をあえて使わず、スクルト、ピオリム、バイキルトの補助呪文でパーティの強化し、ルカニで敵の守備力を下げる。あとは、回復呪文と使いながら肉弾戦のみで攻撃。案外、その方が効率がいい。
 何とか倒れたヤマタノオロチだが、裏に出現した旅の扉から逃げてしまった。戦闘後、草薙の剣を手に入れラケシスが装備。テルテュに回復してもらった後、追いかける。
 着いた場所は、先ほどまで卑弥呼がいた宮殿であった。そこで、最初に目に留まったのが、傷つき倒れる卑弥呼の姿。そう、卑弥呼の正体こそがヤマタノオロチだったのだ。
 ラケシス達に見破られたことを黙っていろと言われるが、当然NO。再び、ヤマタノオロチと戦うことになった。
 戦法は前回と同じ、HPが高くなったような気がしたが、長期戦の末に倒すことができた。
 2回目の戦闘後に最初のオーブ、パープルオーブを入手。
 その日の内に、ヤマタノオロチが卑弥呼の成り済ましており、これをラケシス達が倒したことが町中に広まった。
 そして、夜が明けた。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『最後の鍵』が勝利の鍵だ!

200011-21

 ジパングを離れたラケシス達が向かったのは、山彦の笛があるというアープの塔。
 最上階で、あみだ型に渡された綱の真ん中から飛び降り、山彦の笛を入手した。
 アープの塔から北上し、スーの村の真北にある祠に入る。旅の扉を潜るとサマンオサの祠に着いた。そこからそのままサマンオサの城へ。
 今のサマンオサは、突然の王の心変わりによる圧政に国民が苦しめられていた。
 特に罪を犯したわけでもないのに処刑される人々。ラケシス達が来た日も1人の男性の葬儀が行われていた。
 何はともあれ、サマンオサ王に謁見を求めるが城門の兵に止められてしまった。よく見たら勝手口が開いていたので、黙って侵入する。
 城に勤める人は、口々に逆らったら死刑されるという。
 そんな王の前に行くと開口一番、「怪しい奴め! 地下牢に連れて行け!」と言い左右を兵士に囲まれ牢に連れて行かれた。が、虎の子最後の鍵であっさり開錠。地下牢には他にも、言われ無き罪で捕まっている者が複数いた。
 見張りに見つからないように地下牢の奥へ行く。一番奥の牢にいたのは、何とサマンオサ王。事の真相を聞くと、何物かが侵入し変化の杖を用いて王に変身、本物の王を偽物として捕らえさせたのだ。
 偽りの王は、真実を見抜くラーの鏡を恐れている。それを探しにサマンオサ南の洞窟へ行く。
 B2階の落とし穴に落ち、目の前の宝箱にラーの鏡はあった。
 夜、偽王の寝室に忍び込みラーの鏡を向ける。そこに映ったのは邪悪なモンスター、ボストロルの姿だった。
 スクルト、ピオリム、バイキルトを唱え、今回も通常攻撃のみで倒す。
 一夜明け、本物の国王を助けサマンオサに平和が戻った。
 サマンオサから、ルーラで一気にポルトガへ。そこから船で再度テドンの村に向かう。
 前回、最後の鍵が無く牢屋にいた男からアイテムが貰えなかった。
 真っ昼間のテドンに到着。闇のランプで夜にし、村の北にある牢屋を開け男からグリーンオーブを入手。
 村を出たらそのままランシールに向かった。
 ここでも、最後の鍵を使い神殿の扉を開け、ラケシスの勇者としての資質を試される地球のへそに挑む。
 ダンジョンへは、1人で行かなくてはならない。1人で戦うことの恐怖、孤独感。それらにうち勝って最下層にあるブルーオーブを手に入れた者こそが、真の勇者なのである。
 「引き返せ!」無数にある壁のデスマスクが語りかける。だが、引き返すわけにはいかない。
 なぜなら、勇者だからだ!
 ブルーオーブを手に入れ神殿に戻り、再び4人で冒険再開。
 ランシールの真西、サマンオサの南にある海賊の家に向かう。昼に着いたせいか、中には誰もいない。
 闇のランプで夜にし、再び訪れると待っていた海賊のお頭は、女だった。彼女と意気投合し、バラモスを倒したらまたここに来ることを約束した。
 また、この海賊の家でレッドオーブを入手。
 次に訪れたのは、スーの村の東にあるエスリンバーグ。
 町を作るためにキュアンの妻エスリンが単身赴任したあの場所のことだ。
 そう、なんと久しぶりに来てみたら立派な町ができていたのだ。
 しかし、そこにエスリンの姿はいない。町民がクーデターを起こし、牢屋に幽閉してしまったからだ。
 原因は、働かせすぎ。短期間の内に町としての体裁を調えるためには、昼夜を問わず町民に働いてもらうしかなかった。一生懸命に町を作るエスリンの姿勢が仇となったのだ。
 その事を理解したエスリンは、牢屋の扉を開けようとするラケシスを止め、しばらく牢屋で反省することにした。
 そのエスリンから、家のイスの裏にイエローオーブを隠した事を教えてもらい、これを入手。
 船に戻り、次の目的地グリンラッドへ向かった。
 グリンラッドにいる元魔導士のおじいさんに変化の杖を渡し、換わりに船乗りの骨を入手。
 早速これを使い、幽霊船を探す。場所は、ポルトガとロマリアの間の地中海。東南に進路を取り、いざ幽霊船へ。
 漂流する幽霊船に船を横付けして中に入る。さまよう骸骨、亡霊の中にエリックがいた。
 彼は、故郷に彼女を残したまま海難事故で亡くなってしまった。そのまま天国へ行くことができず、魂が漂う幽霊船に拾われたのだ。
 幽霊船の船尾に、愛の思い出があった。女性の彫り物がしてある、ハート形のペンダントだ。
 手に入れたら幽霊船を脱出、ルーラでジパングへ移動。
 大陸沿いに北上し、呪いがあるというオリビアの岬を目指す。
 オリビアの岬とは、海難事故で亡くなった彼を悲しみ、自ら海に身を投げたオリビアの霊が通る船を退けてしまうことで有名な岬である。
 ラケシス達の船が岬を通ろうとしたその時、オリビアの悲しい声と共に周囲の海が荒れ船が押し戻された。
 袋から愛の思い出を取り出し天に掲げる。
 ペンダントが光り輝き、空中にオリビアとエリックの姿が現れた。離ればなれで出会うことができなかった魂が、長い年月を経て再び出会う。2人は、互いの愛を確かめ合うように抱擁し、そのまま天に召された。
 すると、それまで荒れていた海が元の静かな海に戻った。
 オリビアの岬を越え、黒海の真ん中にある祠の牢獄に着いた。地下の牢獄の奥深くでガイアの剣を入手。
 ルーラでアッサラームへ行き、船でネクロゴンド北東の火山へ移動。
 火山の山頂から火口にガイアの剣を投げ入れ、敵の本拠地ネクロゴンドへの道を開く。
 そのまま南下しバラモス城へ続くネクロゴンドの洞窟に入った。
 長く入り組んだ洞窟を抜けた先には、湖に囲まれ小高い丘にそびえ立つ城が存在していた。
 これこそが、悪の元凶大魔王バラモスのいるバラモス城だ。
 その日がしにある祠で、最後のオーブであるシルバーオーブを入手。
 全てオーブを手にし、ラケシス達はレイアムランドへ向かった。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『オーブ』が勝利の鍵だ!

200011-23

 レイアムランドの祠には6つの祭壇と、その中央に巨大な卵をがあった。
 手に入れたオーブを祭壇に捧げた。オーブが光り輝き、放たれたエナジーが卵に集中する。
 卵がひび割れ、輝きと共に生まれ出たるは、伝説の不死鳥ラーミア。
 巫女の話では、心清き者のみがその背に乗ることができるという。
 生まれたばかりのラーミアに近づき、色鮮やかな羽根に触れる。大きな背に手を掛け、恐る恐る跨いでみた。抵抗はない。
 ラーミアに認められた証だ。
 ラーミアのに乗り目指すは、バラモス城。
 湖に囲まれた城も、ラーミアとなら渡ることができる。
 城内は霧が立ちこめ、邪悪なモンスターの跋扈する魔城であった。
 奥深く、巨大な玉座に鎮座する大魔王バラモス。世界に恐怖を刻み付けし者。
 戦いは、バラモスのイオナズンから始まった。
 爆炎に巻き込まれるラケシス達。レヴィンのスクルトの後、テルテュのマホトーンが効いた。
 呪文を封じ込められ攻撃の半分を失ったバラモスだが、それでも激しい炎の威力は驚異的である。
 重ねてフバーハで炎をレジスト、ルカニで守備力を下げ、前衛の2人にバイキルト。後はひたすら攻撃と回復をこまめに繰り返される。
 ラケシスの渾身の一撃が、バラモスにとどめを刺した。
 バラモスの消滅と共に玄室内が光に包まれる。世界に平和が訪れた事を示す聖なる光だ。
 この時、ラケシス達は神の声を聞いた。
 そのまま、神の力でアリアハンへ転移。城下では、既にバラモスが倒されたことが知らされていた。
 城に案内されるラケシス達。国王と熱烈な歓迎を受け、夜、宴が催された。
 しかし……。
 宴の最中、城内に雷鳴が轟く。全ての灯りが消え、天井に禍々しい幻影が現れた。
 自らを大魔王ゾーマと名乗り、バラモスすらも手下と言い切る。
 新たなる世界の危機を感じた国王は、混乱を避けるためこの事を内密にしラケシス達にゾーマ討伐を命じた。
 ネクロゴンドにギアガの大穴ということころがある。一説によると世界の果て、又は闇の世界奈落に通じると言われている。
 その穴に亀裂が入っていた。見張りの兵士が言うには、巨大な影が大穴を通って行ったそうだ。その影とは、恐らくゾーマのことだろう。
 ラケシス達は、意を決してギアガの大穴に飛び込んだ。どこまでも続く闇の大穴を抜け、広大な空間が見えた。そして、いくつかの大陸が、そこに存在していた。真ん中の小さな小島に着地する直前、落下制御(フォーリング・コントロール)が働く。
 誰もケガをすることなく、一行がたどり着いた世界はアレフガルド。大魔王ゾーマの力により闇に支配された世界だ。
 小島の中央にある小屋の主人の計らいで船を借りる。船に乗って東を進めば王都ラダトームにたどり着くと教えてもらった。
 ラダトーム城でラルス王と謁見し、アレフガルドに関する様々なことを聞いた。大魔王ゾーマによって三種の武具、勇者の盾、光の鎧、王者の剣を奪われてしまったこと。幾人もの勇者達がゾーマを倒すため旅立ったが、誰も果たせなかったこと。
 その勇者達の中にラケシスの父オルテガがいること。
 城内に太陽の石があると聞き各所を探す。台所の左下にある部屋に入り2階へ、そこにある宝箱から開けて太陽に石を入手。
 ラダトームの僧侶に妖精の地図を貰い、まず北にある洞窟に向かった。
 この洞窟では、一切の呪文がかき消される。いわゆる封呪地帯だ。薬草を持てるだけ持ったおかげで、多少苦労するも最下層にたどり着く。最下層にある底なしのひび割れは、魔王が出てきたときにできたものだ。
 一番奥の宝箱に第一の武具、勇者の盾を見つけた。
 洞窟を出て北西に進み一軒の家にたどり着いた。ここに住んでいる夫妻の他に息子のガライがいるが、今は詩人になるための旅に出ていた。
 家の裏にある地下室で銀の竪琴を入手。
 次に南へ進み橋を渡る。砂漠に囲まれた町ドムドーラに入る。
 牧場の草むらの中から伝説の鉱石オリハルコンを入手。
 ドムドーラから南東にへは、ルートが3つに分かれる。すぐ側の橋を渡り山岳を超える東ルート、さらに南へ行ったところの山に沿って行く南東ルート、その下の橋を渡る南ルートだ。
 考えた末、南ルートを行く。
 砂漠を越え、毒の沼地に囲まれた祠に美しいエルフ達が住んでいた。その2階にいるエルフこそが、16歳の誕生日の日に夢の中に出てきた声であり、バラモスを倒した後に聞こえた声の主であった。
 また、オルテガがこの祠に立ち寄ったらしい。
 ラケシスがここに来ることは既に判っていた言い、雨雲の杖を渡した。
 ルートを戻り今度は南東ルートを行く。山に囲まれた城塞都市メルキドに着いた。
 町の南にある神殿の老人から、魔王の棲む島へ行くには太陽の石、雨雲の杖、聖なる守りを持って聖なる祠へ行けと言われる。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『はぐれメタル』が勝利の鍵だ!

200011-24

 もう一度ルートを戻り、次は東ルートを行く。山岳を越え向かった先に湖に囲まれた町リムルダールがあった。
 町で装備を調え、周辺地域で経験値を稼ぐ。この周辺は、あのはぐれメタルの生息地域で戦闘経験を上げるにはもってこいの場所なのだ。
 はぐれメタルを効率よく倒すにはコツかいる。まず、賢者(魔法使い)がドラゴラムを唱え、僧侶(賢者)がピオリムを唱える。はぐれメタルの素早さの数値は150。数値上次ターンに先制攻撃できる確率が上がるので、ドラゴラムの炎によってはぐれメタルが一撃で倒せるわけだ。
 後は、1ターン目ではぐれメタルが逃げないのを神に祈るのみ。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『聖なる守り』が勝利の鍵だ!

200011-26

 銀の竪琴を使いモンスターを呼び寄せこつこつ経験値稼ぎ。
 はぐれメタルが出てくるたびにほくそ笑み、倒せないと悔しがる。
 そんな日々。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『光の鎧』が勝利の鍵だ!

200011-27

 リムルダールの町から船に乗り北上、北の大陸にあるマイラの村をめざす。
 北の大陸の北東部に船を着け、森に囲まれたマイラの村に着いた。
 この村で有名なのは温泉である。その効能は不明だが、村の観光のメインとなっているにも関わらず温泉にあまりお客がいない。
 逆に井戸の底にある知る人ぞ知る名所すごろく場の方が、盛り上がっているように見えるのは気のせいか。
 温泉から下に10歩のところに妖精の笛が落ちていた。
 聞くところによると、道具屋の主人とその妻はジパング生まれで、ヤマタノオロチの恐怖から逃れるためにわざわざアレフガルドにやって来たという。
 そのまま、道具屋まで行きオリハルコンを売る。ここの道具屋は、買い取った品を加工して新たに売るというリサイクル道具屋である。
 オリハルコンといえば、三種の武具の一つ、王者の剣の基となる金属。ということは……。
 完成を期待し船に戻り、西の小島にあるルビスの塔に向かった。
 ルビスの塔に入り中にいたお爺さんに、妖精の笛は5階で使うことを教えてもらい階段を登るが、4階に階段がない。
 その代わり、4階中央の吹き抜けに突き出た通路の先にある宝箱から光の鎧を入手。
 しばらく塔内をウロウロしている内に、3階北部から飛び降りると5階へ行ける階段を見つけた。  5階の中央、壁に囲まれ左右に数本の柱のある部屋に美女の石像。それが、精霊ルビスあった。
 袋から妖精の笛を取り出し吹き鳴らした。心安らぐ調べが玄室に流れる。
 石像はひび割れ、中から神々しい光が放たれた。現れたのは美しい女性。ゾーマによって封印されてしまった精霊ルビスであった。
 ルビスは、助け出してくれたお礼に聖なる守りをラケシスに授けた。
 ちなみにルビスの塔には、初めての回転床(ターンテーブル)の罠がある。生きたい方向に進みには、ある法則を知る事が必要なので注意。次に記すのがその法則。左に影があるのは、下→左、上→右、左→上、右→下。右に影があるのは、下→右、上→左、左→下、右→上。
 聖なる守りを手に入れたらリレミトで脱出。ルーラでマイラの村へ戻る。
 村のリサイクル道具屋に行き、最後の三種の武具、王者の剣を購入。
 これで、ゾーマを倒す三種の武具が全てそろった。後は、虹の滴だけだ。
 ……何か忘れているような気がする。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『虹の滴』が勝利の鍵だ!

200011-28

 今日から経験値稼ぎポイントをリムルダール周辺からルビスの塔に変更。
 理由は、1回の戦闘における獲得経験値がリムルダールが平均1500pに対しルビスの塔が平均2000だからである。
 もう一つは、はぐれメタルが出てくるから。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『転職』が勝利の鍵だ!

200011-29

 ラケシス達は、リムルダールから船に乗り南の大陸の南東の小島へ行く。
 小さな小島には山に囲まれた森がある。その中央に祠があった。
 中にいるのは神官ただ1人。神官は、ラケシス達を見るなり待っていたとばかりに近寄ってきた。  ラケシスは神官に雨雲の杖と太陽の石を渡すと、2つが空中で輝きだし螺旋を描くようにして融合する。集束していく螺旋は、一つの物体を造り出した。
 ゾーマの城に行くためにキーアイテム、虹の滴の誕生であった。

200012-03

 ゾーマと戦うための最後のキーアイテム、光の玉を入手するため再び上の世界へ行く。
 ラーミアに乗り向かったところは、竜の女王の城。天界に最も近い場所といわれ、神に等しい竜が棲む城である。
 待っていたその竜は、己の死を目前としていた。寿命である。
 竜は最期に卵を産み落とすと、ラケシスに光の玉を託した。
 そのついでといっては何だが、今まで入手できなかった小さなメダルを一気に集めた。
 ドラクエ攻略HP『Kira’sQuest徹底攻略広場』に感謝。
 ラケシス達はルーラでアリアハンに戻り、小さなメダルをアイテムに交換した後、再びルーラでリムルダールへ行った。
 そこで一晩の宿を取り、翌日ラケシス達はリムルダール北西の岬へ向かった。
 岬に着き、目と鼻の先に見えるのは、大魔王ゾーマの島。
 ラケシスが袋から光の玉を取り出すと、眩い光をと共に岬に虹の橋ができた。
 虹の橋を渡り、毒の沼を越え、山を登った先に大魔王ゾーマの城があった。
 ゾーマの城の中央、ラケシス達が扉を開き巨人の石象の並ぶ部屋に入った瞬間、後ろの扉が勢いよく閉じ、同時に石像が動き出した。襲いかかってきたのは、6体の大魔人。だが、難なく倒し奥の玉座の間へ向かった。
 ダメージゾーンに囲まれた2つの玉座。その裏側に隠し階段があった。
 階段を下り先に進む。地下2階にある回転床が所狭しと並ぶフロアを越え、明るい地下4階についた。魔法によって明るく照らされていて、地下水脈があるのか石橋があり、下に水が通っていた。
 石橋を渡っている途中、奥から剣戟の音が聞こえた。1人の男が5つ首のドラゴンと戦っている。呪文を駆使して戦っているようだが、状況は明らかにふりだ。致命的な一撃を受け回復呪文を唱えようとするがマナが足りない。
 ラケシス達は、助けようと男に向かったがその前にとどめの一撃を食らってしまった。
 男が死んだと判断すると、ドラゴンはその姿を消した。
 男の側に駆けよるラケシス。男はラケシスに何か言葉を残すと、そのまま動かなくなった。
 男の名は、ラケシスの父、アリアハンの勇者オルテガ。
 彼は、自分を助けに来た者が、娘ラケシスであること知らずに息絶えた。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『光の玉』が勝利の鍵だ!

200012-07

 ちょっとだけ3日の続き。
 オルデガの最期を見とった後、ラケシスは態勢を立て直すためリレミトとルーラでリムルダールに戻った。
 宿屋で休み、以降ひたすらレベルアップにいそしむ。
 新たなレベルアップポイントをゾーマの城一階する。
 ここでも、はぐれメタルが出てくるのだ。
 がんばってレベル60まであげてみよう。

次回もこのちゃんねるでファイナルフュージョン承認!
『光の玉』が勝利の鍵だ!

200012-09

 今日、この長きにわたる戦いに決着をつける。
 ラケシス達は、ラダトーム城からキメラの翼でリムルダールへ行き、聖水を降りかけ再びゾーマの城を目指した。
 一度きた場所なので最短ルートで最下層へ。周りは薄暗く、先にある大きな祭壇だけが明るく照らされている。
 ラケシス達が祭壇に立つと、周囲にある燭台に火が点いた。大きな足音と共に現れた巨大な影。大魔王ゾーマだ。
 ゾーマはラケシス達を生け贄にし、その恐怖を自らの力として取り込むつもりなのだ。
 短く呪文を唱えるゾーマ、ゆがんだ空間からキングヒドラが召喚された。
 5つ首のドラゴン、キングヒドラ。ラケシスの父オルテガを殺したあのドラゴンだ。
 ラケシス、ホリンが攻撃。レヴィンがスクルトを唱え、テルテュがルカニを唱えた。
 キングヒドラは燃えさかる炎を吐くが、すぐにレヴィンが賢者の石で回復。最後は、テルテュのゾンビキラーによる会心の一撃でとどめを刺した。
 次に召喚されたのは、バラモスブロス。なんと大魔王バラモスの弟だ。
 バラモスブロスは、倒された兄のの復讐ためにゾーマの力によって強化されたのだ。
 しかし、ラケシス達もバラモスとの戦いとの時より遥かに強くなっている。
 テルテュのマホトーンが功を奏したおかげで、比較的楽に勝つことができた。
 最後に召喚されたのは、バラモスゾンビ。これが厄介だった。呪文がいっさい通用しないのだ。
 その上、攻撃力が極めて高い。レヴィンにスクルトを2回唱えてもらい、打撃だけで戦う。
 それでも何とか勝つことができ、残るは大魔王ゾーマのみとなった。
 巨大な玉座に座るゾーマと戦う前に、ラケシスは竜の女王に授けられた光の玉を天に掲げた。玄室全体に拡がる光。ゾーマの周りに張られた結界が破れた。
 ラケシス、ホリンが攻撃。レヴィンが賢者の石を毎回使い、テルテュがフバーハを唱える。
 ゾーマは絶大な攻撃力と、マヒャド、凍える吹雪を使い、なによりも凍てつく波動によって全ての呪文の効果を無効化してしまうのだ。
 長期戦は必死だった。
 ラケシスが会心の一撃を繰り出すこと2回、ゾーマが動きを止めた。片膝をつき、
 「ラケシスがここまで力を付けていたとは……。だが忘れるな! 光が訪れたところで、再び闇が生まれることを……」
 その言葉を最後にゾーマの体が炎に包まれた。
 突如、城内が激しく揺れ、壁、天井が崩れだした。
 ラケシス達は、必死に背後の階段へ向け走る。が、足下が崩れ、真っ逆さまに奈落に落ちてしまった。
 一瞬、死を覚悟したのも束の間、何かの割れ目から吐き出されるように飛び出した。
 たどり着いた先は、ラダトーム北の洞窟であった。その洞窟も地震で激しく揺れる。そこかしこにひび割れができ、全力で走って出口を目指す。
 外に出たラケシス達は、轟音と共に何かが閉じる音を聞いた。
 音が止み空を見上げると虹色の光がアレフガルドを包む。
 照らされる光に空、木、草、水が映える。
 それは、今まで見ることのできなかった光のある世界である。
 大魔王ゾーマによる恐怖と絶望が、取り払われた証であった。
 ラダトームの町では、市民がラケシス達を歓迎していた。
 急ぎ城へ向かうとラルス国王がラケシス達を出迎えてくれた。
 ラケシスは、ゾーマを倒した功績を認められこの国で勇者の称号であるロトを授かった。
 同時に装備していた武器防具を保管庫に戻し、太陽の石を城の地下にすむ老人に手渡した。
 城では数日間に渡る宴が催され、ラダトームの町だけでなく世界中の町で祭りが行われた。
 祭りが最高潮に達した頃、ラケシスは誰にも告げず一人ラダトームを後にしようとしていた。
 真夜中、酒場ではまだ騒ぎが続いていたが、気づかれないよう町の外に出た。
 そこには何故か、一人の男がいた。男は一本の剣をラケシスにさしだした。
「これで自分の身を守れ。俺も、お前を助けてやれるとは限らないからな」

 その後、聖なる守りはロトの印と呼ばれ、ラケシスの装備していた武器、防具はロトの剣、ロトの鎧と呼ばれるようになった。

 そして……、伝説が始まった。

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『DRAGON QUEST I・II』

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