>>トップへ >>機動戦士ガンダム演説集+へ
バーナード・ワイズマンの遺言(OVA版)
アル いいかい、よく聞いてくれ。
この包みの中には、俺の証言を収めたテープや証拠の品が入っている。このコロニーが核ミサイルの目標になった訳を知る限りしゃべった。もし俺が死んだら、これを警察に届けてくれ。大人が本当だと信じてくれたら、このコロニーは救われると思う。俺が直接警察に自首しようと思ったんだが、なんていうか、そうするのは逃げるみたいに思えて。ここで戦うのを辞めると、自分が自分でなくなるような……。
連邦が憎いとか、隊長たちの仇を討ちたいとかいうんじゃないんだ。うまく言えないけど、アイツと……ガンダムと戦ってみたくなったんだ。俺が兵士だからなのか理由は自分でもよくわからない。
アル……俺は多分死ぬだろうが、そのことで連邦軍の兵士やガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ。彼らだって俺と同じで、自分がやるべきだと思ったことをやってるだけなんだ。無理かもしれないけど、他人を恨んだり、自分のことを責めたりしないでくれ。これは、俺の最後の頼みだ。
もし運良く生き延びて、戦争が終わったらさ。必ずこのコロニーへ帰ってくるよ。会いに来る! 約束だ!!
これでお別れだ! じゃあな、アル! 元気で暮らせよ!! クリスによろしくな!!