このファンタジーがすごい!

 ここだけの話。途中から、このアンケートは国内編と海外編に分ければよかったと後悔しました。
 結果を見ると上位6冊がいわゆるライトノベル。それ以下は児童文学を含めた割と古典的なファンタジー中心という結果になりました。『ロードス島戦記 灰色の魔女(著:水野良)』は、多分和製ファンタジー小説として一番売れた方だし、あらゆる意味で日本のファンタジー作家に影響を与えた作品。何より、エルフのヴィジュアルイメージは、ロードス島戦記のディードリットによってほぼ固定されたと言って良いでしょう。そういった意味でも、この作品の貢献度は大きいです。(私が本が好きになったのは、中学生の頃、微妙に流行っていた『ロードス島戦記』を読んでからです)
 『卵王子カイルロッドの苦難1 旅立ちは突然に(著:冴木忍)』は、以前の『あなたにとってのonly oneライトノベルは何ですか?』アンケートで1位になった小説。冴木忍作品とアンケートになかったけど小林めぐみ作品は、ニュースサイトやblogサイト界隈であまり話題にならないけど、コンスタントに良い作品を書く人という認識なのですが、どうでしょう?
 ちなみに2位の『十二国記 月の影 影の海 上下(著:小野不由美)』は同アンケートで15位、『ロードス島戦記』もは10位だったでした。このことから、『ロードス島戦記』『卵王子カイルロッドの苦難』『十二国記』の3作品は、ライトノベラーが選ぶ、すごい、和製ファンタジーと言えます。

このファンタジーがすごい!まとめ
  1. ロードス島戦記 灰色の魔女(著:水野良)
  2. 十二国記 月の影 影の海 上下(著:小野不由美)
  3. 卵王子カイルロッドの苦難1 旅立ちは突然に(著:冴木忍)
  4. 魔術士オーフェンはぐれ旅 我が呼び声に応えよ獣(著:秋田禎信)
  5. 放浪の戦士 デルフィニア戦記(著:茅田砂胡)
  6. ラグナロク 黒き獣(著:安井健太郎)
  7. ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり 1(著:C.S.ルイス 訳:瀬田貞二)
  8. 皇国の守護者 1 反逆の戦場(著:佐藤大輔)
  9. 童話物語(著:向山貴彦)
  10. 空ノ鐘の響く惑星で(著:渡瀬草一郎)
  11. 空色勾玉(著:荻原規子)
  12. ペガーナの神々(著:ロード・ダンセイニ 訳:荒俣宏)
  13. ルナル・サーガ 1 赤い瀑布(著:友野詳)
  14. 予言の守護者 ベルガリアード物語 1(著:デイヴィッド・エディングス 訳:宇佐川晶子
  15. クラバート(著:オトフリート=プロイスラー 訳:中村浩三)
  16. 真世の王 上下(著:妹尾ゆふ子)
  17. クレヨン王国 月のたまご(著:福永令三)
  18. 精霊の守り人(著・上橋菜穂子)
  19. オレンジ党と黒い釜(著:天沢退二郎)
  20. 黎明の王 白昼の女王(著:イアン・マクドナルド 訳:古沢嘉通)
  21. 楽園の魔女たち 賢者からの手紙(著:樹川さとみ)
  22. 銀の炎の国(著:神沢利子)
  23. ダークホルムの闇の君(著:ダイアナ・ウィン ジョーンズ 訳:浅羽莢子)
  24. 石の剣 ソーントーン・サイクル(著:久美沙織)
  25. 聖刻群狼伝(著:千葉暁)
  26. アラビアの夜の種族(著:古川日出男)
  27. ネオ・マイス(著:上杉光)
  28. 風よ、龍に届いているか(著:ベニー松山)
  29. タランと角の王(著:ロイド・アリグザンダー 訳:神宮輝夫)
  30. 二分間の冒険(著:岡田淳)
  31. 裏庭(著:梨木香歩)
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