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『こんなマリみてはいやだ ヘルシング編 “DEAD ZONE”』

祥子「ロサ・カニーナの親衛隊だとう!?」
生徒A「なんとしても時間をかせげ!!」
生徒B「山百合会幹部の避難が最優先だ。講堂までのルートは……」

ドカッ

生徒B「!! 今の音は……」
「恐らく通路を破壊された音だと思いますっ!
 もう限界です。
 敵がもう、すぐそこま……」

シュカカッシュカカカカッ

「ぐあッあ……」

ザッザカ

祥子「放送室!! どうした!! おいッ、敵かッ、敵なのかッ」
静「アー、アー、アローアロー、聞こえますかー。
 山百合会のミナサマ、コンニチワーッ、アローッ。
 どうしようもないインバイで売女(ビッチ)のくそ祥子ちゃんきいてますかあ?
 わたくしチャンたちの名前は黒薔薇さまーッ、静でーす。
 初めましてー、よーろーしーくーねー。
 こちらはただ今、遅めのランチの真っ最中ウ、黄薔薇のつぼみの妹を美味しく頂いてまーす。
 今からぶっ殺しに行くぜ。
 小便はすませたか?
 神様へのお祈りは?
 部屋のスミでガタガタふるえて命ごいする心の準備はOK?
 まあ、自殺する時間はあるかもしれないから死ねば?
 じゃあねーッ、みんな愛してるよーッ」

ブツッ ザッザーッ

生徒A「どういう事だ。祥子さん、これは」
祥子「敵が来ます。情報が漏れていたようです」
生徒B「何をのんきな……。敵が……敵だが来るのだぞ!?」
祥子「令、令はどこだ」
令「はっ、祥子。
 武道館の更衣室です。状況は把握しております。
 通信途絶に気づいて、こちらに信者が来るまで4〜5時間。
 この間、薔薇の館を死守しなければなりませんな。
 こちらには祐巳ちゃんと瞳子ちゃんがおりますれば、二手に分かれて一組が防御救援に、一組が攻撃に出るというのはいかがでしょう?」
祥子「令、奴ら……由乃ちゃんを犯っていた。
 ……絶対に許せない。この校舎から生かして帰すな」
令「もちろんですとも、祥子お嬢様」
祥子「令、率直に聞く、我々はもうおしまいか?」
令「否!! それはありえません!?
 1年前の白薔薇のつぼみにくらべればこの程度、ピンチの内にも入りませんぞ。
 勝手口から祐巳が、そして、3階から我々が迎撃、いや「出撃」いたします。
 お嬢様の御命令通り、一匹たりともこの校舎から生かして帰しませんぞ。
 あの小娘に山百合会の授業料が以下に高額か、教育してやりましょう」

静「あーアーアームカツク。ほんとーにムカツク。本当。
 日本は貧富の差がはげしすぎるんだよなー。
 いい葉っぱ使ってやがんなァ。ブルジョアーッつうのか? ブルジョアジーッ。
 あの女だきゃあ簡単に殺すだけじゃダメだなー。
 犯して、殺して、もっかい死体を犯してやらあ。
 HEY 豚共をズタに放り込んで一発で終わり。骨までしゃぶって夕げのおかずで一巻の終わり。
 !?」

ピッ ドッパ

静「!!?」
令「外したか……やはり昔のようにはいかないものだ」
静「……! な……!?」
令「支倉令、山百合会黄薔薇のつぼみ。元山百合会ゴミ処理係。
 行くぞ」

ガシャガシャガシャガシャガシャ

キュパッ ギリギッ

令「のろい!! やはり信者は信者ですな。信者の頭の悪さに目をつけたのは、いいアイデアですが。
 これでは!! 不死身の無敵軍にはほど遠い」

ズドババッ

令「小便はすませたか?
 神様にお祈りは?
 部屋のスミでガタガタふるえて命ごいする心の準備はOK?」
静「フヘハ……ハハハヒヒヒハ、ハアァハアハハハア。
 そうそう、そうこなくっちゃなぁ。
 楽勝過ぎてつまんねーと思ってたトコなんスよオバさん」

ザン ガチャガチャ

令「!! ほう」
静「行進(マーチ)!!」
令「瞳子ちゃん。直接打撃支援(ダイレクトサポート)!! 開始!」
瞳子「りょ……了解」

バスッ

ボキッ ゴギッ

瞳子「う……うわ……」
令「第2撃! 敵戦列中央! マックスチャージ! サイバーEX! ファイナルD・D!」
瞳子「りょ、了解!」

ジャカッ ガチン

静「あそこからか!! くそったれがあ!!」

ドガッ ゴバ
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