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『こんなマリみては……ちょーくせになりそう
“新世紀エヴァンゲリオン　第四話「雨、逃げ出した後」編”』

祐巳「しばらくね……」
可南子「……」
祐巳「２日間ほっつき歩いて、気が晴れたかしら」
可南子「べつに……」
祐巳「衣装のスタンバイができてるわ。演る？　演らないの？」
可南子「叱らないんですね……サボったこと。当然ですよね。祐巳さまは他人なんだから」
祐巳「……」
可南子「もし私が出ないって言ったら、ジュリエットの役は誰が演るんですか」
祐巳「瞳子ちゃんが演るでしょうね。演らないの？」
可南子「そんなことできる訳ないじゃないですか。彼女に全部押しつけるなんて。演りますよ」
祐巳「演りたくないの？」
可南子「そりゃそうですよ。第一私には向いてませんよ。だけど、祐巳さまや瞳子や黄薔薇さまが……」
祐巳「いい加減にしなさいよ！　他人のことなんか関係ないでしょ！　嫌ならここから出て行きなさい！　山百合会やあたし達のことなんか全部忘れて元の生活に戻りなさい！　あんたみたいな気持ちで演じられるの、迷惑よ！」