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『こんなマリみては……ちょーくせになりそう
“新世紀エヴァンゲリオン 第七話「人の造りしもの」編”』

祐巳「プハァッ……朝一番はやっぱ、これよね」
可南子「紅茶じゃないんですか?」
祐巳「日本人はね、昔っから朝はゴハンとみそ汁、そしてホットミルクのいちご牛乳割りって相場が決まってるのよ」
可南子「祐巳さまが、でしょ」
祐巳「ム、なによ」
可南子「だいたい、今朝の掃除当番はダレでしたっけ?」
祐巳「うっ」
可南子「祐巳さまが未だに妹できないの、わかったような気がします」
祐巳「わるかったわね、ガサツで」
可南子「ズボラ、もでしょ」
祐巳「う、うるさいわねぇ」

可南子「!!」
祐麒「少し痩せたかな」
可南子「そう?」
祐麒「悲しい恋をしているからだ」
可南子「どうしてそんなことがわかるの……」
祐麒「それはね。涙の通り道にホクロがある人は、一生泣き続ける運命にあるからだよ」
可南子「ホクロなんて無いのに口説いてるつもり? でもダメよ。怖〜いお姉さんが見ているわ。お久しぶり。祐麒君」
祐麒「や、しばらく」
可南子「しかし、祐麒君も意外とウカツね」
瞳子「こいつのバカは相変わらずなのよ。あんた、学園祭の打ち合わせが済んだならサッサと帰りなさいよ」
祐麒「今朝、"お姉さま"の辞令が届いてね。ここに居続けだよ。また3人でつるめるな。あの時みたいに」
瞳子「誰が、あんたなんかと……」
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