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『こんなマリみては……ちょーくせになりそう
“新世紀エヴァンゲリオン　第拾八話「命の選択を」編”』

祐麒「松平瞳子さんって、どんな子なんですか？」
柏木「こりゃまた唐突だな」
祐麒「柏木さん、ずっと一緒にいるみたいだし」
柏木「一緒にいるのはさっちゃんさ。君は、瞳子ちゃんのことを聞いて回っているのかい？」
祐麒「……リリアンの学園祭以来、会っていないから」
柏木「お姉さんから聞いてないのかい？」
祐麒「聞いてこの頃判ったんです。瞳子さんのこと、色々と。学校の事とか、部活動の事とか。だから……」
柏木「それは違うな。わかった気がするだけさ。
　人は他人を完全には理解できない。自分だって怪しいものさ。
　１００％理解し合うのは不可能なんだよ。
　まあ、だからこそ、人は自分を、他人を知ろうと努力する。だから面白いんだな、人生は」
祐麒「祥子さんともですか」
柏木「彼女、というのは遥か彼方の女と書く。女性は向こう岸の存在だよ。我々にとってはね」