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『こんなマリみては……ちょーくせになりそう
“TRICK2 episode 3 サイ・トレイラー編”』

可南子「ついてないなぁ。また特選和牛カツサンドを食べ損なっちゃった……」
真美の声「なるほど、必ず当たる占い師のトリックはそういうことだったんですか」
可南子「必ず当たる占い師?」

蔦子「まぁ、私の明晰な頭脳は、どんなトリックも見破ってしまうのですよ」
真美「ははははは……。ところで蔦子さん、また本を出されたそうで」
蔦子「好評につき、『どんと来い、山百合会2 黒門島漂流記』」
真美「それでは、『リリアン女学園写真部、武嶋蔦子部長の、どんと来い山百合会のコーナー』今日はこの辺で」
笙子「それでは、蔦子さま、いつものやつを」
蔦子「はい。さあ、皆さんもご一緒に。どんとこ〜い!」
真美「どんとこ〜い!」
笙子「どんとこ〜い!」

可南子「真美さままで……。
 あー、縁起悪いもの見た。厄払い、厄払い。腐れ縁が切れて、どこからからあぶくのように銭が湧いてきますように!
 ……!! す、すごい一杯入ってる! ああ、お姉さまの写真まで! マリア様、ありがとう! 大事に使いますからね!」
蔦子「迷わずネコババか……」
可南子「つ、蔦子さまっ! 何故ここに!」
蔦子「実は最近、人間の意識というものに興味を覚えてね。困った姉を持ったホモサピエンスが財布を拾った場合、どういう意識の流れを辿るか、実験してみたかったのよ」
可南子「実験……?」
蔦子「その財布はね、私が朝の太極拳に行く歩行中に拾得したものよ。職員室の届けるから返してもらうわ」
可南子「嘘をつけっ」
蔦子「嘘じゃないわ、ほら」

「ツタコ、7:35 グラウンド」

可南子「蔦子さま、拾ったものを勝手に……」
蔦子「まあ、困ったお姉さまのことは私に任せて、YOUにビジネスの話があるのよ」
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