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『こんなマリみては……ちょーくせになりそう“BROTHERS BATTLE編”』

志摩子(新学期が始まって一ヶ月半、それなりに上手くやっています。
 が、あの人さえいなければ、とっくの昔に円満な姉妹生活を送れたはずだと、私は思います)
聖「やあ! おかえり、遅かったじゃない」
志摩子「!?……ここは高等部ですが?」
聖「そうだよ」
志摩子「じゃあなんで聖さまが、すでに卒業したはずなのに、あたかも当然の如くくつろいでいるんですか?」
聖「志摩子が帰ってくるのを待ってたに決まってるじゃないの」
志摩子「何で最近、高等部に来るんですか!
 卒業したら高等部の校舎に遊びに行かないって言っていたのに」
聖「ちょっ……ちょっと待って。誰よ、そんな事を言ったの」
志摩子「祐巳さん」
聖「祐巳ちゃんめ、そんなおしゃべりな娘だったなんて」
志摩子「何言ってるんですか。祐巳さんはおしゃべりじゃないですよ。
 まあそれはさておいて、聖さま私が妹をつくるのに反対だったんじゃないでしょうね。
 だから私に嫌がらせをする為に、大学からわざわざ来ているんじゃないんですか?」
聖「何で私が嫌がらせをしなくちゃいけないの。妹には反対しなかったでしょうが」
志摩子「じゃあ何で、私にまとわりついてくるんですか。NOVAウサギみたいな私にっ!」
聖「あ、やっぱり気にしてた?」
志摩子「べっつにっ、気にしてませんよっ!
 ほんと……どうでもいい人に何言われようと平気です。
 いちいち人の言葉を気にして傷ついてたまるものですか。
 あなたレズ?」
聖「ああ? なんでよ。私は別にレズじゃないわよっ!!」
志摩子「……って言われたのと同じです。平気でしょ?」
聖(……やっぱり、怒ってるじゃない)
志摩子「それより、早く出てってください。私着替えたいし」
聖「なんで? いいじゃない別に、着替えれば?
 私、あなたの体見てみたいし」
志摩子「……はぁ?
 ……聖さま……レズ?」
聖「だから、違うっていってるじゃん」
志摩子「じゃあ何で、私の体なんか見たいって言ってるんですか」
聖「だってさあ、志摩子って顔とかキレイだし、耳とか首とかのパーツも形とか色とか絶妙で、だから体もそうなのかなって思って見てみたいわけよ」
志摩子「最近なんか見られてるような気がしたけど……気のせいじゃなかったのね……」
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