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マリア様がみてる ごっつええマリみて2

蓉子「ちょっとええかな?」
祥子「?」
蓉子「アッハッハッハッハ。ごめんなぁ、ハハハ……。
 いやちょっとな、あんま時間ないねんけどな。ちょっと説明聞いてくれる?
 今日な、あの、ちょっとパーティ行かなあかんやんか。うーんでも、パーティはまぁいつも行ってんねんけども。
 実は……今日は……あのー……人生の大問題があるねん」
祥子「……」
蓉子「そこで前から目をつけてた男の子がおるねんけどな。
 今日は、そのパーティの席で彼に海坊主。
 プロポーズじゃアホ! なんで海坊主やねん!」
祥子「 =■○_ 」
蓉子「何寝とんねん! 何や、こっちからボケたら、ヒマ……不満か!」
祥子「……」
蓉子「何や、アホ! こっちからボケることもあるわアホ!
 ちゃうわ! プロポーズせなあかんねん、ウフッ……。
 これもドキドキするもんでなあ。でもほら、考えてみたら大の女が「プロポーズや!」言うてんのに、何ぃ、その……ヌフフ……何も持っていかんと手ぶらでするって言うのも……どうかと思うやん?
 周りから笑われるやん?
 笑われて恥ずかしい思いするの自分やん?
 誰かて自分が……さっ、早よ持ってきて」
祥子「(;゚д゚)」
蓉子「あのー、何かあの……何て言うのかなぁ……。あんまりこういうの、わからへんねんけどなぁ。
 プロポーズん時、何持っていいかっていうのがなぁ。あのー……任すわ!」
祥子「……」
蓉子「専門家やからな、その辺頼むわ。早よしてな、あんま時間ないからな!」
祥子「
  三 〇」
 三 </
 彡 />

蓉子「いやぁー、今日は頑張らないかんなぁ……。
 何とか「ウン!」って言わせなあかんからなぁ……。
 いやぁー、緊張するよなぁ、こういうの……。
 そそそ、これな。こうきて、こうきてな。こ、こうやってな。これもってな。
 どんどっとっと。どんどっとっと。どんどっとっと。どんどっとっと。
 うっ! どどどどどん! どどどどどん! うぅぅぅぅわぁぁぁ! うわああぁぁぁぁ!
 関係あらへんやないか、全然!
 何やねんお前は! こんなもん持って行って、何で彼氏の前でそんなことせなあかんねん!
 こんなことして、結局笑われるの自分やん!
 誰かて自分が……早よ持ってきて!」
祥子「Σ(;゚д゚)」
蓉子「は……何やお前! リアクションだんだん大きなっとるやないか!
 何や、前へ出たいかー!」
祥子「( ´Д`)」
蓉子「もう、もうええわ。もうお前なんかになぁ、任せられへんわ。こっちから言うわ!
 あのな、うーんそうやなぁ。うーん、やっぱり宝石といえばダイヤやな。
 ダイヤ持って……」
祥子「
  三 〇」
 三 </
 彡 />

蓉子「あぁ、ちょちょちょ……そんな……アカンでぇ? そんなちっちゃぁぁぁぁいの持ってきたってアカンでぇ?
 もっとカラット数のスゴイ奴持ってきて! もう金は持ってんのやから! うん、カラット数のすごい奴、早く持ってきて!」
祥子「
  三 〇」
 三 </
 彡 />

蓉子「なんか緊張してきたなぁ、ホンマにもう……。
 早よしてや! あんま時間ないねんからな。
 いやー、もう、ホントにもう……。
 いやーん、カラッとあがってるやん。1、2、3、4、5カラットもあるやん……。5カラットもあるって言うか……からあげやん……。
 ワン、ツー、スリー、フォー、からあげやん!!」
祥子「( ゚д゚)」
蓉子「もうええわアホ! なっ……何やコレは!
 うっ、何や! 何や! ……あっ!
 ははぁーん、お前それ、昼食べよ思うてたな?」
祥子「……」
蓉子「こんな着飾ったかっ……装いをしてても」
祥子「
                  /,,,,,,,,,,_
                 ニニ==:::ヽレ∠---、_`
                /::::::::::;;;;::-、:::彡:::::::-、:::ニ=、,,_
       ___,.-'''" ̄"彡-'':::::::::;;;;;ヽ∠;;;::::::::ヽ:::::ヽ"ヽ、
       ゝ_       /    /::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ::::::ヽ ゙
         ゝ-、___/:::::/::/ / / i   ヽ: :: :ヽ ヽヽ
             レ:::::::/::::/:;イAHi::..:::|:. |i:::.. ヽ : :ヽ:..:ヽ_
            レ/:::/:::::::/ィ::::~ヽ|ヽ::::;.|::+H、::::|::::::::::Nヾ、
             Wレ::ノN i、::_ /  ∨ レィ-|:メ|::::::::::::|  ヽ,
             _,.-;:;:;‐`;l ゞ-'     /::::: Y:i:i:::::::::!   ヽ
           /;:;:;:;:;:;:;:;:;:ゝ   、'__  ゞーノノノ:i::/:::;ト、    ヽ,
         (\_/八:;// ヽ、     ~´∠リ/:ノ∨ヾ - 、_ ヽ,
         ( ´∀`)、 ,、{;;l`ヽく_oー―=''''"||:;:;:;:;:;ヽ、       ̄  ←着飾った装い
         (.つ  つ l/;;;:`ー-;川♀'┴-、|j;(\_/) ,
        )) ) ,) )  ;:::::;;;;;(0:::)ヽ;;;-::"フ; :(´∀` ∩ヽ
          (,,_,,_,,)フヽ;.-''"/ 7'、;;;;;;;:::;;;;i'ニ (つ   丿 ))
       ,,-'''' ̄( ノ  {   ,.∨ |L ゝ;;;;;ノ  (  ヽ,,ノ、
      /i      l|;:;:;:ゝ //  :i r''""    (,,_,,_,,)
      |l    ヾ:;:ノ // // | i   __/;:L (  ノ
      |l    o   // // | i  ir;:;:;:;:/1!''ー-、
      ヾ      ,. / / / :| i  ヾ:;/ |   ゙i,

蓉子「昼からからあげってさびしいのぉー……ふふっ。
 ええわ! 早よ持ってこい! そんなんどうでもええから……。
 何でからあ……もうお前はいちいちウルサイな!
 何や! 何が言……言いたいんや!
 とりあえずなぁ、もう……あの、そんなんちゃうねん。あの……そうやな、やっぱりなぁ、リングやな」
祥子「……」
蓉子「リングがええわ。リングが一番やっぱり喜ばれると思うから。早よちょっと、リング見して」
祥子「
  三 〇」
 三 </
 彡 />

蓉子「いやー、もうホンマに大変やわ。何か熱いなあ、この店もう……。
 はぁー、はぁー今日は頑張らなあかんわぁ。
 そうそうそうそう、いやーん、うーん。
 アンディ……ジョー・ヒガシは死ぬことが怖くないのか?
 あいつは何度倒しても上がってくる……。
 ジョー・ヒガシ……恐るべき男、ジョー・ヒガシ!
 ワン、ツー、スリー、フォー、からあげやん!!」
祥子「Σ( ゚д゚)」
蓉子「関係な……うるさいわアホ!
 そん……おっ、ツッコミみたいの……こんなもんやで! お前!」

元ネタ
まだ超準備中:『ごっつええSEED PHASE-2』より
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