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マリア様がみてる　Utena la fillette re'volutionnaire

由乃「令ちゃーん」
令「あっ由乃！　重い重い！！」
由乃「今朝、私を置いてけぼりにした罰よ！　おだまんなさい！」
令「はいはい」
由乃「あら？　祥子さま！」
令「祥子さま？」
由乃「え、知らないの？　祥子さまを？」
令「へえー有名人なんだ？　手前のやつは知ってるよ。確か生徒会長の水野蓉子だろ？」
由乃「そ。で、もう一人の方が、副会長の小笠原祥子さま！」
令「あの女の子は？」
由乃「ああ。藤堂志摩子よ」
令「藤堂志摩子……」
由乃「頼まれもしないのに、バラの世話ばっかりしてる、変な子。今日から私たちと同じクラス」
令「ふーん。小笠原って、あの藤堂って子とつきあってんの？」
由乃「ま、まさか！　硬派の祥子さまが、あんな子に関心持つはずないわ！　同じ生徒会だから、一緒にいるだけよ！！」
令「由乃ってああいうのがタイプなんだ！」
由乃「もうやあねえ！　妬いたりして！　心配しなくても、私は令ちゃんだけのものよ！　何てったってもうそのへんの男子よりもずうっとずうっと、カッコいいんだから！」