>>トップページへ >>マリア様がみてるSRPG『ファイアーエムブレム 紅炎の戦姫』トップへ

マリア様がみてるSRPG 『ファイアーエムブレム 紅炎の戦姫』
支援会話 聖×栞

栞「聖!」
聖「……どうしたの?」
栞「これ、あげる」
聖「……なに、これは?」
栞「私の一番の宝物! 綺麗でしょ!」
聖「……どうして私に?」
栞「聖に持っていてほしいの」
聖「このペンダントの紐にこびりついた汚れ……これは血なの?」
栞「えっと……うん。そう……気持ち悪い?」
聖「いや、かなり古いものだね? あなたの血ではなさそうだけど……」
栞「私の……お母さんの……なんだ。お母さんが……交通事故で……亡くなった時に、つけてたんだって」
聖「……大事な形見なんだから。自分で持っていて……」
栞「……私、お母さんの顔ちっとも思い出せないの。命をかけて守ってくれた大事な大事な人なのに……。だから、それを持つ資格ないよ」
聖「……小さかったなら仕方ないでしょう」
栞「……でも」
聖「……気持ちの整理がつくまで……預かっておくよ。あなたは私にとって……友達で……大切な人だから。ずっと側にいるから……安心してまかせなさい……」
栞「大切な人? 私のこと、本当にそう思ってくれてるの? 聖」
聖「……ああ」
栞「ありがとう! ありがとう聖!! 私すごく嬉しい!!」

聖「栞、この間の話だけど……」
栞「なに?」
聖「悪いけど……約束は守れそうにないわ」
栞「え……どういう意味?」
聖「いつまでも友達として……ずっと、側にいる。……あの時は、そう言ったけど……事情が変わったわ」
栞「やだっ! やだよ!! どうして? 約束したじゃない!」
聖「……落ち着いて」
栞「私がジャマになったから……だから私を見捨てるの? だったら最初から、友達にならなければよかったのに! こんなに優しくしといて! こんなに頼りにさせてといて! いきなり……突き放すんだ?」
聖「栞、私の話を……」
栞「聖のバカッ!! 大っキライ!!」
聖「! 待って!!」
栞「離してよ! 私に、さわんないでよ!!」
聖「好きだ」
栞「!」
聖「あなたが好きなのよ」
栞「……聖」
聖「だから友達にはなれない……そう言いたかった」
栞「……ほんと……に?」
聖「私が冗談を言う女だと思う?」
栞「ううん。でも……信じられない……」
聖「迷惑……かな?」
栞「そんなこと絶対ないっ! 私……私だって聖のこと……す、好き……だもん」
聖「栞……この学校を卒業したら二人で暮らそう……あなたのことは、私が守る。……この命にかけて」
栞「うん。ずっと一緒に……聖、私のこと離さないで……絶対、絶対……今度こそ約束だよ!」
聖「ああ……」
inserted by FC2 system