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マリア様がみてるSRPG 『ファイアーエムブレム 紅炎の戦姫』
支援会話 蔦子×笙子

蔦子「笙子、平気?」
笙子「……あ、蔦子さん……。はい、少し、ふわふわしますけど……」
蔦子「無理をしてはだめよ。あなたは体が丈夫ではないのだから」
笙子「はい……。でも……びっくりしました。カメラって……すごいんですね。なんだか……どきどきしてます……」
蔦子「笙子は初めてカメラで撮ってもらったんだもの。戸惑うのも無理ないわ。何か判らないことがあったら私に聞いて。カメラには詳しいから。色々教えてあげられるわ」
笙子「はい……」

笙子「あの……蔦子さん」
蔦子「何?」
笙子「その……これは……? さっき……部屋で見つけて……。つい……珍しくて……」
蔦子「みせて、これは、トローンね」
笙子「とろ……?」
蔦子「私が持っているエルサンダーより、もっと強力な魔法よ。サンダーよりも広範囲に雷撃を発生させるの」
笙子「こんな……。すごい魔導書を作ったり……。どうして外の人は……進んでるのに……。どうして人は……戦いを止めないのでしょう?」
蔦子「……」
笙子「私たちよりずっと……頭がいい人たちだから……。考え方も……進んでて……。戦争は……無益だから止めようって……。みんな判ってると……思ってました。すごく……不思議です……」
蔦子「それは……そうね。本当……おかしいわよね」

笙子「蔦子さん」
蔦子「あら、笙子。何だか嬉しそうね」
笙子「はい……私……軍の人たちとお話ししました。“外”の人たちは……みんなとてもいい人です……」
蔦子「そう……良かったわね」
笙子「里のみんなも“外”の人と……仲良くなれたらいいと思います……」
蔦子「そうね……。でも、お祖父様は“外”と拘わることに反対してらっしゃるのでしょう」
笙子「はい……」
蔦子「お祖父様のおっしゃることは、もっともだと思うわ。ロプトの力は国を滅ぼしかねないほど、強いもの……。その力を巡って……きっと、“外”の人たちは戦争を始めてしまう。私は“外”で、そんな人々の争いを、たくさん見てきたわ……」
笙子「はい……。でも……いつかは……」
蔦子「そうね……いつかは、きっと、人とロプト族が共に暮らせるわよ……。同じ人間同士が、できないはずはないわ」
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