乃梨子「イチロー選手、世界新記録のシーズン258安打達成おめでとうございます」
ちさと「……_| ̄|●」
乃梨子「メジャーリーグに不滅の金字塔を打ち立てた記念すべき日に、何を項垂れているんです」
ちさと「その記念すべき瞬間が見られなかった……」
乃梨子「それはご愁傷様でした。朝早くから出かけてたんですか?」
ちさと「寝てた。起きてテレビをつけたら、イチローが一塁の上でマリナーズナインに囲まれてた……」
乃梨子「大方、夜遅くまで『24-TWENTY FOUR- シーズンII』を見てたんでしょ」
ちさと「なんでしってるの!?」
乃梨子「この前まで『24-TWENTY FOUR-』を見ていたじゃないですか」
ちさと「実は、前のシリーズをまだ全部見ていないんだけど、でも一話見てしまうと全部見たくなっちゃうのよね」
乃梨子「それで今日も徹夜?」
ちさと「そりゃあもう、ティル・ドーンよ」
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ちさと「いつもバラ色に燃えて♪ この胸ときめく♪ つぼみから花へ♪ 私はサチコ♪ イェイイェイ♪」
乃梨子「なんですか、その歌は?」
ちさと「乃梨子ちゃんは知らないかなあ。昔のアニメの主題歌よ。『まいっちんぐサチコ先生』っていうの」
乃梨子「それって、どんなアニメだったんですか?」
ちさと「え〜と……うんとねえ。主人公の男の子が、新任教師で美人のサチコ先生にボインタッチやスカートめくりとかする……話?」
乃梨子「なんですか、それ」
ちさと「あっ! でも、これは覚えているわよ。サチコ先生は、スカートをめくられると必ずこう言うの」
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J 人 ゝ ヤ
こ ノィテyノ ⌒ヽ、 ー ヽ __________
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. ,' ! ー、_, ! } < いやーん、まいっちんぐ
( ( へ、丶ノ_ , ソ. / \
y >n/ ⌒ ̄ ゙゙ /__ノ_ノゝ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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ちさと「この『まいっちんぐ』ってところが可愛いのよ」
乃梨子「そ、そうかな?」
ちさと「そうだ。今度の学園祭で出す山百合会の演劇は『まいっちんぐサチコ先生』にしなよ。池上ケン太は祐巳さんが演じるの。祥子さまに『ボインターッチ』すると、スカートを振り乱して『いや〜ん♥ まいっちんぐ♥』なんて言ったら超ウケるから。あれ、乃梨子ちゃん。なんで、そんなに遠くにいるの? 私の、このアイディアを聞かないなんて、もったいな……」
祥子「
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! ´^ / , //人 ヽl
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>ちさと
」
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マチコ先生のまいっちんぐ出席簿
ちさと「小村あゆみさんの『ハイブリッドベリー』って面白いよね〜」
乃梨子「マーガレットに連載している野球マンガですね」
ちさと「『おおきく振りかぶって』と同じ女性マンガ家の作品なんだけど、少女コミック誌で連載していながら球漫として出来がいい」
乃梨子「そうでしょうか? 私は、高校野球部に全くド素人の女子を入部させる設定に無理を感じるのですが」
ちさと「そうでもないわよ。主人公の青柳要(かなめ)は、土いじりと農業が好きな高校一年生。毎日世話をしている花壇と野球部のグラウンドが隣接しているため、花壇を飛んでくるボールから一つ残らず守っていた。要の特異な才能に気が付いた野球部の杉崎は、要の片思いの相手だが、女子には目もくれない筋金入りの野球バカ。要は、杉崎に振り向いて欲しくて、勢いだけで野球部に入部。ところが、入部してみたらマネージャーではなく選手として登録されていた。しかも、要と杉崎が、同じ二塁手のポジションを争うことに。野球に全くド素人の要は、そんな状況の中で杉崎を通じて野球の魅力に目覚めていく」
乃梨子「でも、この野球部は部員数ギリギリで、しかも9人目が女子だから公式戦には出られないんですよ」
ちさと「少女マンガに『剛球少女』みたいな泥臭さを求めてはいけないわ。このマンガの良いところは、高校野球において女子が如何に無力であるか判っているところ。この手のマンガ多くは、主人公をスーパーヒロインのように描くけど、『ハイブリッドベリー』の要はフィールディングの良さ以外取り得がない。そこから、一歩ずつステップアップしていく、その成長過程が面白いじゃないの。要と杉崎の恋愛模様なんて、今のところおまけに近いわね」
乃梨子「読者は、その恋愛模様を求めていると思うのですが」
ちさと「野球バカのニブチン杉崎を振り向かせるために努力する要の姿に萌え萌えのマンガ。という楽しみ方をしているんじゃないの」
乃梨子「というか、それが普通なんですよ」
ちさと(セ阪4位)「え〜、第1回今年のプロ野球ペナントレースはどうだったでしょう会議改めリリアン新年会を始めま〜す」
乃梨子(セ横6位)「それだけのためにわざわざ……」
由乃「元日に私たちを呼んだの?」
志摩子(セヤ3位)「もう一曲目入れちゃっていいんですよね」
令「あっ、次私ね」
祥子(パ日3位)「ねえ祐巳、よくこんな騒がしいところで歌えるわね」
祐巳「お姉さま、カラオケボックスとはそういうものですから」
美冬(セ広5位)「私まで来てよかったのでしょうか?」
可南子(パ近5位)「ちさとさま、私は部活があるのですが……」
ちさと「ああ大丈夫。バスケ部の部長さんには、ちゃんと伝えてあるから」
可南子「そんな、勝手な!?」
ちさと「あんたは今一つ社交性に欠けるんだから、たまにはこう言うのも参加しなさい」
祐巳「ふふっ、まるでちさとさんが可南子ちゃんのお姉さまみたい」
ちさと・可南子「「誰がこんなやつ(先輩)と!」」
乃梨子「1時間しかないんですから、くだらないミニコントとかやめて下さいよ」